脱孤食、炊きたてご飯を一緒に 横浜・旭区で9日「朝ごはんサミット」

朝ごはんの会のある日の朝食。炊きたての白米の上にこだわりのおかずが集まった(朝ごはんの会提供)

 炊きたての白米を片手に、こだわりのおかずをトッピング─。「朝ごはんサミット」と銘打ったイベントが9日、横浜市旭区のこども自然公園で初めて開かれる。一緒に食卓を囲む人がいない「孤食」問題の解決、食育に向けた取り組みの一環で、参加者が一体となって朝食を楽しむ。NPO法人「こども自然公園どろんこクラブ」と「エコストーブde羽釜ご飯プロジェクト」の主催。

 手作りのエコストーブで米を炊き、朝食を味わう2015年スタートのイベント「朝ごはんの会」が県内を中心に8拠点に拡大し、活動の輪をさらに広げようと企画。同プロジェクトの佐藤健さんは「何を食べるかということ以上に、誰と食べるかを求めたい。子どもや子育て世代の人たちに、みんなで食事をすることの楽しさを伝えたい」と意気込む。

 会場では新潟県魚沼産コシヒカリ(1杯100円、限定500杯)を販売。「ごはんのおとも」ブースには、横浜市中央卸売市場から取り寄せた海産物、同市金沢区野島産の生ノリのつくだ煮、小田原の干物や山北町の梅干しなど豊富なラインアップが並ぶ。博多曲物(まげもの)のおひつなど食器類も販売するほか、ベーコンのわら焼き体験、しゃもじや木製の箸作りなども楽しめる。

 午前10時~午後3時。入場無料。白米は持ち込み自由。問い合わせは、同法人電話045(352)2820。

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