慶大審査委、iPS心筋移植了承

厚労省に申請へ

©一般社団法人共同通信社

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓の細胞を重い心臓病の患者に移植する慶応大研究チームの臨床研究計画について、学内の審査委員会が6日までに実施を了承した。近く厚生労働省に申請し、認められれば移植を始める。

 福田恵一教授らのチームは、京都大が備蓄しているiPS細胞から心臓の筋肉(心筋)の細胞を作り、重い心不全の患者に特殊な注射で約5千万個移植する。移植細胞が周りの心筋細胞と一緒に収縮することが期待できるという。1年かけて安全性や効果を確かめる。

 iPS細胞による心臓治療では、大阪大のチームが1月「心筋シート」の治験を開始したことを明らかにしている。