木下優樹菜、引退か ファンを怒らせ、吉本興業も敵に回した令和の大騒動 “芸能界引退”これだけの理由

画像は『木下優樹菜 2009年カレンダー』より

東出&唐田の場外ホームラン級の不倫騒動で、良くも悪くも存在自体が埋もれてしまった感のある木下優樹菜。

「そうはいえ、タピオカ恫喝騒動に続き発覚した元日本代表のサッカー選手・乾貴士との不倫疑惑は、少なくとも業界内では鎮火の様相は見せませんよ」と、笑うのはバラエティー番組ディレクターの男性です。

「木下さんがタピオカ店オーナーに送りつけた〝事務所総出でやりますね〟というキラーワードがありましたけど、たしかに騒動が明るみとなった当初は、事務所の方々が謝罪行脚していて〝どうかひとつ、ここは穏便に〟と必死でした。木下の事務所はなかなかキナ臭い噂の絶えないいわばグレーゾーンな印象がありますが、そうは言っても菜々緒、小倉優子、若槻千夏などメジャーどころを多数抱えているので、バーターという側面から言えば、マスコミを黙らせることなんて朝飯前でしょうし、木下さんもそこをあてにしてたんだと思うんです」

しかし、マスコミを封じ込めても、世論までは操作できなかった。

「ネット上に広がる、特に嫌悪という感情はコントロールできないほどの拡散力に長けています。事務所としてはタピオカ騒動をなるべく報道させないことで沈静化する方向に持っていき、半年を目処に木下さんを復帰させる目論見だったようですが、先月末でしょうか。ちょっと様子に変化が現れ出したんです。それまでは擁護姿勢を貫いていたのに、急に何も言わなくなったのです」

それは、タピオカ騒動からフジモンとの離婚を経て、落ち着く暇もなく報道された不倫騒動が引き金となっているのではと、前出のプロデューサーは続けます。

「フジモンは今回の木下さんの報道で、よりマイナスイメージが世間に定着してしまいました。〝離婚して可哀想、フジモンは苦労したよね〟と言う同情の流れに吉本は持っていきたかったけど、そもそも彼だってあまり良い噂のない人ですから、あえなく失敗に終わったと…。とはいえ、ここまで悪い意味で注目されることになった原因は、元嫁の木下さんのタピオカ騒動だった訳ですから、事務所は迷惑かけた吉本に、それはもう頭を下げまくったそうなんです」

しかし、その直後にすっぱ抜かれたサッカー選手との不倫騒動。これに関して吉本は寝耳に水で〝え? まだ厄介ごと抱えてたの? 聞いてないけど?〟と怒髪天。大手事務所を怒らせてしまった手前、もう言い訳はできないし、木下さんをこれ以上庇うことはできないと判断し、芸能活動の再開を無期延期、白紙に戻したと前出のプロデューサーは語ります。

事務所総出で一旦は頑張ってみたものの、不倫問題発覚でそれまでのスタッフらの苦労が水の泡。これ以上裏で動いてしまうと、大手である吉本の顔を潰してしまうし、なにより所属タレントたちの今後の活動に影響が出かねないので、つまり木下を見限ったと言うことなのでしょうか?

別の関係者である放送作家のKさん曰く、「ユッキーナはこのまま引退の方向かと思います」とした上で、

「本来ならば早期復帰をさせたかったはず。だけど、世論が許してくれないどころか、不倫という最悪なイメージがプラスされてしまったので、完全に主婦層を敵に回してしまったんですよね。でも、今はなにもテレビに出なくても、知名度さえあれば自身のインスタグラムで簡単に稼げる時代なんですよ。いわゆる案件というもので、例えばこの洗顔フォームめっちゃいいよとか、シミが消えちゃった! など、新しい形の広告スタイルなんですが、ユッキーナも騒動が明るみになる前は月にそういった案件で数百万単位で稼いでたんです。だけど、その案件すら今後は貰えなくなるのではないかという声が上がってます」

というのも、木下の事務所はインフルエンサーマーケティング事業会社を2年前に立ち上げていて、クライアントと共にSNS市場に合わせた運用型広告に力を入れているとのこと。フォロワー数の多い別の所属タレントも、「テレビ出演や女優業とは別に、多額の報酬をそれで得てるんですよ」という話なのです。

「依頼される案件は、企業や商品の顔となるので、悪いイメージは御法度。事務所も、クライアント相手に会社まで立ち上げた力の入れようですから、悪評高いユッキーナが今後足かせとなってしまう。テレビもダメ、SNSでの案件もダメとなると、事務所的にはもうあなたは要りませんよということかと思います」

実家が金持ちだから無理に働く必要はないだの、芸能界にもう未練はないだの、木下を業界からごく自然にフェードアウトさせるかのような記事がちらほら見受けられますが、もしそれらの記事が木下を切り捨てたいサイドの思惑だとしたら….、それはそれで怖い話ではあります。(取材・文◎那目鯛子)

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