ベッツは何番を打つ? MLB公式サイトがドジャース打線を予想

昨季のナショナル・リーグMVP、コディ・ベリンジャーらを擁し、リーグ最強の打線と評価されていたドジャースだが、2018年アメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツを獲得したことにより、その地位は揺るぎないものとなった。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ベッツが加わってさらに破壊力を増した打線でどのような打順を組むのだろうか。MLB公式サイトのマット・ケリーは、3つのパターンを想定してロバーツが組むであろう打順を予想している。

ベースボール・アメリカのJJ・クーパーは、ドジャース打線には直近3年間でWAR5.0以上を記録したことのある打者が5人もいることを指摘している。データサイト「Baseball Reference」によると、ベリンジャーは2019年に9.0、コリー・シーガーは2017年に5.7、マックス・マンシーは2019年に5.7、ジャスティン・ターナーは2017年に5.8、そしてベッツは2017年から6.4→10.9→6.8を記録。昨季WAR5.0以上を記録した打者がメジャー全体で23人しかいないことを考えると、「WAR5.0クラスの打者」を5人も抱えているのは驚異的である。

ケリーが予想したドジャース打線の打順は以下の通り。【1】ベッツがレッドソックス時代と同様にリードオフマンを務める場合、【2】ベリンジャーとベッツを上位で並べる場合、【3】ベッツに中軸を打たせる場合の3パターンが想定されている。

パターン【1】
右 ベッツ(右)
一 マンシー(左)
三 ターナー(右)
中 ベリンジャー(左)
左 ポロック(右)
遊 シーガー(左)
二 ラックス(左)
捕 スミス(右)

パターン【2】
中 ベリンジャー(左)
右 ベッツ(右)
三 ターナー(右)
一 マンシー(左)
左 ポロック(右)
遊 シーガー(左)
二 ラックス(左)
捕 スミス(右)

パターン【3】
左 ポロック(右)
三 ターナー(右)
右 ベッツ(右)
中 ベリンジャー(左)
一 マンシー(左)
捕 スミス(右)
遊 シーガー(左)
二 ラックス(左)

個々の選手の能力が高いだけでなく、レギュラーに右打者4人、左打者4人と左右のバランスが取れているのもドジャース打線の特徴の一つ。クリス・テイラーやキケ・ヘルナンデスといったレギュラー級の実力を持ったユーティリティ・プレイヤーもベンチに控えており、メジャー最強打線の一つであることは間違いないだろう。

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