Higher Committee of Human FraternityがアブダビでDocument on Human Fraternityの1周年記念行事

Higher Committee of Human FraternityがアブダビでDocument on Human Fraternityの1周年記念行事

AsiaNet 82780 (0186)

【アブダビ(アラブ首長国連邦)2020年2月6日PR Newswire=共同通信JBN】
*Zayed Award for Human Fraternity(人類の友愛ザイド賞)の継続を発表
*高級委員会がDocument on Human Fraternity(人類の友愛に関する文書)の目標実現戦略を改定

世界中の宗教指導者、教育学者、文化人らの独立組織であるHigher Committee of Human Fraternity(人類の友愛高級委員会)は5日、歴史的なDocument of Human Fraternity for World Peace and Living Together(世界平和と共生のための人類の友愛に関する文書)の1周年を記念する祝賀行事を開催した。文書はローマカトリック教会のフランシスコ教皇が昨年2月にアラブ首長国連邦(UAE)の首都を訪問した際にアルアズハルのグランドイマーム、アハメド・エルタエブ師とともに署名した。

アブダビで開催された祝賀行事には、人類の友愛に関する文書の目標実現に向けた委員会の取り組みを支持してアブドラ・ビンザイド・ナハヤン外務・国際協力相が出席した。

行事の最初にフランシスコ教皇とグランドイマームが世界中から出席した宗教指導者、文化指導者、学生らにビデオメッセージで人類の友愛に関する文書の目標へのコミットメントを再確認するあいさつをした。またこの中で、高級委員会の取り組みへのUAEの多大な支援に感謝と称賛を表明した。

ナハヤン外相はあいさつで「アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで人類の友愛に関する文書の署名式をUAE軍副最高司令官でもあるアブダビのムハンマド・ビンザイド・ナハヤン皇太子の後援を得て開催できたのは光栄であった。これは、わが国の国内・国際戦略に根付いている価値観へのコミットメントの反映である。人類の友愛に関する文書はわが国の学校教科にも含まれており、全ての人々に寛容と理解の価値観を広めるための人類の友愛高級委員会の活動を含むイニシアチブを支持し続ける」と語った。

「Higher Committee of Human Fraternityを迎えるのは光栄であり、わが国は、各国や国際機関が開発計画・構想に文書の価値観と目標を含めるよう促す」

「Zayed Award for Human Fraternity(人類の友愛ザイド賞)の継続を発表するのも光栄である。この賞は昨年、ムハンマド・ビンザイド皇太子が開始し、友愛と平和の問題について社会を力づけ、個人を鼓舞する取り組みを称賛してアルアズハルのグランドイマームのアハメド・アルタエブ師とフランシスコ教皇に贈られた。年1回の賞は人類のために協力し、手を携えて世界中で人類の友愛の増進に奉仕する人々を表彰する」

「文書は『この宣言は全ての信仰者の間、さらに信仰者と無信仰者の間、そして全ての善意の人々の間の和解と友愛を呼び掛けるものである』と述べている。これは、人類の友愛の価値観に結集するよう人種や宗教にかかわりなく、あらゆる人々に求めるものだ。あらゆる人々に、特にこの行事の実現に一役買った若い世代に、これらの価値を支持し、受け入れるよう促す」

祝賀行事の間、高級委員会の委員らはパネルディスカッションに加わり、青少年や教育者の参加の重視を含め、人類の友愛に関する文書の目標実現への戦略をアップデートした。未来世代の重視は高級委員会発足以来の主眼の1つで、多くの青少年代表が行事に出席した。さらに、委員会は、アブダビで同日これに先立って開催されたフォーラムの推進にも尽力しており、世界中から150人以上の学生、宗教指導者、文化指導者が集まって対話し、人類の友愛の実例となるイニシアチブの指導者らの話を聞いた。

将来的には、青少年指導者や学生らに人類の友愛の価値観を植え付けることは最重要事項だが、委員会は世界の指導者や脆弱な社会の弱者集団に合わせた人道的な目標に資するイニシアチブも促進する。委員会はその世界的目標により、芸術とメディア、地域社会、政策決定、教育にわたって平和と人類の友愛の問題に関する行動の刺激を目指している。

Higher Committee of Human FraternityはUAE、スペイン、イタリア、エジプト、米国、ブルガリア出身の9人から成る。委員はローマ教皇庁宗教間対話評議会議長のミゲルアンヘル・アユソ・ギクソト枢機卿、人類の友愛高級委員会事務局長のモハメド・マフムード・アブデル・サラム判事、Washington Hebrew CongregationのM・ブルース・ラスティグ上級ラビ、フランシスコ教皇個人秘書のヨアニス・ラジ・ガイド司祭、アルアズハル大学学長のモハメド・フセイン・マフラサウィ教授、アブダビ文化省のモハメド・ハリファ・ムバラク議長、ムスリム長老評議会事務局長のスルタン・ファイサル・レメイティ博士、ユネスコ前事務局長のイリナ・ボコバ氏、首長国作家・テレビ司会者のヤセル・ハレブ氏。

高級委員会の中心的使命は、世界中のさまざまな信仰、背景、国籍の人々の間で人類の友愛の価値観を促進することである。宗教指導者や国際機関の責任者、その他と会合を開き、全ての人類のためにより平和な世界を創造する行動を奨励することにより、人類の友愛に関する文書に描かれた目標のために行動する。最近では、委員会はアントニオ・グテレス事務総長らの国連高官と会談し、委員会が助言した最初のプロジェクトの一つであるAbrahamic Family House(アブラハム・ファミリー・ハウス)の計画を示し、グループの将来の計画を話し合った。会談後、事務総長は国連加盟194カ国に人類の友愛に関する文書を配布し、提示されている原則や価値観の恩恵を受けられるようにすることに同意した。

▽Higher Committee of Human Fraternity(人類の友愛高級委員会)について
Higher Committee of Human Fraternity(人類の友愛高級委員会)は、世界中の宗教指導者、教育学者、文化人の独立組織であり、全ての人々の間に人類の友愛の価値観を促進することを目的とする。委員会は世界中の宗教指導者、国際機関の責任者、その他の人々との会合を開いて全ての人類のためにより平和な世界を生み出す行動を促進することによりDocument on Human Fraternity(人類の友愛に関する文書)(https://www.forhumanfraternity.org/copy-of-document-on-human-fraternit)の目標の管理し、案内役を務める。

委員会は各立法機関とも協力し、相互の尊重と平和共存の価値観を強化する国内立法を促進する。また、人類の友愛に関する文書の目標実現のためのさまざまなイニシアチブを管理する。その中にはアラブ首長国連邦のアブダビに建設される異宗教間センターであるアブラハム・ファミリー・ハウスも含まれる。

Higher Committee of Human Fraternityは現在、UAE、スペイン、イタリア、エジプト、米国、ブルガリア出身の9人から成る。

詳しい情報はwww.forhumanfraternity.org を参照。

▽報道資料へのリンク
https://wetransfer.com/downloads/2ab28f9ad58604371c3622986abb1b2320200205111507/972a77

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ソース:Higher Committee for Human Fraternity