学校給食調理場、「集約」「複数」両案検討を 三次市教委に策定委が報告書

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松村教育長(右)に報告書を手渡す沖本委員長(左)

 三次市の学校給食調理場再編計画を議論してきた整備計画策定委員会は5日、意見をまとめた報告書を市教委に提出した。現在は旧市内に6カ所ある調理場について、経費面から「集中化を図る必要がある」と指摘した上で、1カ所に集約する案と複数とする案を比較検討する必要があるとした。

 報告書では、調理場の数や立地、食べ物のアレルギー対応など六つの観点から再編計画を整理した。焦点となっている調理場の数については、1カ所にまとめれば「経費を抑えられ、衛生面を含めた危機管理の一元化を図れる」と利点を明記した。ただ、被災などのリスクを踏まえて複数箇所にすることも「比較検討を」と求めた。

 立地については「ハザードマップを用い、被災の可能性が低い場所を選定すべきだ」と提起した。食育のための見学コースの設置や、三次産の農産物を多く使う給食の仕組み作りの必要性も記している。

 策定委は昨年10月、市教委が児童の保護者や識者、調理師たち12人を委員として設置。ことし1月まで計5回の会合を開いて整備の在り方を議論した。この日は、沖本久恵委員長(比治山大准教授)と甲奴中校長の砂走勝美副委員長が市役所を訪れ、松村智由教育長に報告書を手渡した。

 市教委は報告書を基に、今月中に整備計画案を策定する予定でいる。松村教育長は「貴重な意見なので、しっかりと参考にして、安全、安心な給食を提供できる施設を考えていく」と話していた。

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