ながさき移住倶楽部 会員登録2400人超 県まとめ

 長崎県への移住に関心がある県外在住者を対象に県が始めた特典付き無料会員制サービス「ながさき移住倶楽部」の登録者数が、1月末時点で目標を上回る2407人に上ったことが県のまとめで分かった。県は移住相談会などでの積極的な声掛けが奏功したとみている。
 県地域づくり推進課によると、本県への移住希望者を対象にした「ながさき移住倶楽部」は地方創生の一環で、2015年8月に開始。会員証作成などは国の交付金で賄い、レンタカー、宿泊、転居などの料金割引の特典は各事業所が協力し、本県への移住を後押ししている。県の総合戦略では19年度末までに登録者数1300人を目標に掲げていた。
 特典は▽転居費の割引▽レンタカーの基本料金20%引き▽宿泊施設での宿泊料割引-など計11種類。県内21市町の移住情報を網羅した冊子「ながさき移住のススメ」を受け取ることができるほか、県の情報誌なども定期的に届く。会員の居住地は首都圏が45%と最も多く、九州(19%)、関西圏(17%)と続いた。
 同課は「会員の6割がIターン、4割がUターン希望者」と分析。「継続して会員数を増やすとともに、移住のきっかけになるよう特典などのコンテンツを充実させたい」としている。

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