口之津新資料館の愛称募集 3月20日オープン

近現代の口之津をテーマにした展示室(南島原市提供)

 長崎県南島原市口之津町に3月20日、供用開始される口之津港ターミナルビルの2階に同日、市口之津歴史民俗資料館が移設、オープンする。市教委は新しい資料館の「愛称」を募集している。2月28日必着。
 同ビルは2018年3月着工。フェリー・バスターミナルや資料館、口之津支所、観光案内所などを備える複合施設として整備した。総工費約8億7千万円。
 新資料館は、1550年頃からの中世(南蛮船来航の時代)の口之津をテーマにした展示室(約110平方メートル)と、石炭輸出の中継港として繁栄し、後に船員の町として栄えた明治期以降の近現代の口之津をテーマにした展示室(約170平方メートル)で構成する。
 各展示室は現在の資料館(旧長崎税関口之津支署庁舎)が見える渡り廊下でつながっている。現資料館は「市口之津歴史民俗資料館分館」となる。
 応募条件は1人2点までで未発表のもの。現資料館の施設名の一部「海の資料館」の名称は除く。最優秀賞は賞金2万円(高校生以下は図書カード2万円分)、優秀賞は2点で、1点につき図書カード5千円分を贈る。詳細は市ホームページや広報紙2月号に掲載。
 応募方法や問い合わせは市教委文化財課(電0957.73.6705)。

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