三菱重工 長崎造船所長に椎葉氏 重工海洋鉄構社長と兼務

椎葉邦男氏

 三菱重工業は6日、三菱重工海洋鉄構(長崎市)取締役社長の椎葉邦男氏(58)が長崎造船所長を兼務する人事を発表した。現所長の牧野武朗氏(58)は就任1年で退き、執行役員総合研究所長に昇格する。いずれも4月1日付。
 椎葉氏は熊本県出身。東京大工学部卒。1986年に入社し、長崎造船所造船総括部造船工作部に配属。2018年1月、商船事業改革で工作主体の三菱重工海洋鉄構が発足し、トップに就いた。昨年4月には、高度で専門的な業務を担う役員「シニアフェロー」に昇格していた。
 牧野氏もシニアフェローで、総合研究所副所長と長崎造船所長を兼務している。研究所長就任に伴い神戸市勤務となる。
 このほか長崎関連では、船舶のエンジニアリング(工学)や設計、営業を担う三菱造船(横浜市)の取締役社長、大倉浩治氏が6月開催予定の株主総会を経て、三菱重工取締役常勤監査等委員に昇任予定。三菱造船の後任社長は未定としている。

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