カージナルスがウエーバーで22歳の左腕・サンチェスを獲得

日本時間2月7日、カージナルスはウエーバーでマリナーズからリカルド・サンチェスを獲得したことを発表した。ベネズエラ出身の左腕であるサンチェスは現在22歳で、マリナーズが平野佳寿と契約した際にロースターから押し出される形でDFAとなっていた。なお、カージナルスはロースターの枠を空けるために、25歳の内野手であるラモン・ウリアスをDFAとしている。

サンチェスは2013年にインターナショナル・フリーエージェントとして契約金58万ドルでエンゼルスと契約。2015年1月にカイル・クビッツァ、ネイト・ハイアットとのトレードでブレーブスへ移籍し、2018年11月にブレーブスからDFAとなったあと、金銭トレードでマリナーズへ移籍していた。これまでにプレイした階級はAA級が最高で、昨季はAA級で27試合に先発して146イニングを投げ、8勝12敗、防御率4.44、135奪三振をマーク。最速94マイルの速球、縦に割れるカーブ、チェンジアップの3球種を投げ分ける投球スタイルである。

昨季4年ぶりの地区優勝を果たしたカージナルスは今オフ、あまり積極的に動いておらず、メジャーレベルでは韓国球界から金廣鉉(キム・グァンヒョン)、マーリンズからオースティン・ディーンを獲得し、アダム・ウェインライト、マット・ウィータースと再契約を結んだのが目立つ程度。このほか、レイズからはホゼ・マルティネス、ランディ・アロザレーナとのトレードで有望株左腕のマシュー・リベラトーレを獲得している。

一方、DFAとなったウリアスは、2017年にメキシカン・リーグでOPS1.011の大活躍を見せ、翌2018年にカージナルスと契約。2018年はAA級とAAA級の2階級合計で打率.300、13本塁打、OPS.872を記録したが、昨季は成績が大幅ダウン。内野のユーティリティ枠は、トミー・エドマン、ジャイロ・ムニョス、エドムンド・ソーサなどライバルが多く、カージナルスで出場機会を確保できる見込みは立っていなかった。

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