新型肺炎 マスク1万5000枚支援 長崎県立大が武漢・湖北大へ

劉総領事(左)に協力を求めた木村学長=長崎市、在長崎中国総領事館(県立大提供)

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、県立大は7日にも交流協定を結ぶ湖北大(中国湖北省武漢市)にマスク約1万5千枚を発送する。6日に木村務学長らが長崎市橋口町の在長崎中国総領事館を訪れ、迅速に届けるための協力と取り次ぎを依頼した。
 県立大は2013年に湖北大と交流協定を締結。現在は県立大から2人が留学中で、湖北大から5人を受け入れている。湖北大に留学している学生2人は肺炎感染が拡大する前に帰国しているという。マスクの支援は、湖北大が最初に肺炎が発生した武漢市内にあることを心配した県立大の教職員らが企画。学内で募金を呼び掛けて購入した。
 総領事館では劉亜明総領事が対応し「温かい支援に感謝したい」と述べたという。木村学長は「一日も早く普通の状態に戻ることを祈り、支援をしたい」と話した。

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