パクストン離脱のヤンキース 開幕ローテーション争いが激化

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昨季チーム2位かつ自己最多の15勝をマークし、今季もエース左腕としての活躍を期待されていたジェームス・パクストンが腰の手術によって3~4ヶ月離脱することになったヤンキースでは、先発5番手を予定されていたJ.A.ハップが4番手に繰り上がり、開幕ローテーションの最後の1枠をめぐって熾烈な競争が繰り広げられることが確実となっている。ブライアン・キャッシュマンGMは、ジョーダン・モンゴメリーなど複数の投手の名前を先発5番手候補に挙げている。

今オフ、ヤンキースはハップをトレードで放出する可能性が取り沙汰されていたが、キャッシュマンによると、パクストン離脱に備えた「保険」としてハップの放出には動かなかったようだ。結果的にその判断が奏功した形となったが、ゲリット・コール、田中将大、ルイス・セベリーノ、ハップに続く先発5番手が不在となり、モンゴメリー、ルイス・セッサ、ジョナサン・ロアイシガ、マイケル・キング、そして有望株のデイビー・ガルシアらが先発5番手候補となっている。

最有力候補と見られるのがトミー・ジョン手術から復帰するモンゴメリーで、メジャー1年目の2017年に29先発で9勝7敗、防御率3.88をマークした実績がある。アーロン・ブーン監督は、モンゴメリーについて「彼はメジャーレベルで自身の実力を証明している」と語り、その実力を認めている。先発5番手候補のなかで唯一の左腕であることも強みとなるかもしれない。

セッサは昨季43試合すべてにリリーフで登板したものの、メジャー通算19試合の先発経験がある。ロアイシガは昨季15試合のうち4試合に先発したが、リリーフ11試合で防御率3.20をマークしたのに対し、先発4試合では防御率6.75と打ち込まれた。昨季メジャーデビューを果たしたキングは、2018年にマイナー3階級合計で11勝5敗、防御率1.79の好成績をマーク。20歳のガルシアは昨季の時点ですでにAAA級へ到達しており、昨季はマイナー3階級合計で防御率4.28ながら奪三振率13.34を記録してポテンシャルの高さを見せつけた。