グレイ・デイズ、アルバム『アメンズ』4月発売 収録曲先行配信開始&MVも公開

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リンキン・パークのヴォーカル、チェスター・ベニントンが90年代に地元フェニックスで組んでいたバンド、グレイ・デイズが、4月10日にアルバム『アメンズ』を世界同時リリースする。この発表にあわせて、アルバム収録曲の「シックネス」を先行配信し、そのミュージック・ビデオも公開された。

「シックネス」は、もともと1997年に書かれたもので、当時のチェスターがどうにか理解しようとしていた喪失感や失望が描かれている。助けを求め、自暴自棄になっていたチェスターの叫びを、反映させたようなどこまでも伸び続けるクライマックスがある。詞はチェスターと親友でありドラムスを担当するショーン・ダウデルによる共作。

ショーンは、このミュージック・ビデオに関して以下のように語っている。

「このビデオは、チェスターが15歳の頃の実話に大まかには基づいているんだ。彼は学校でいじめられていて、ある日実際に暴行も受けてしまった。僕は2歳年上だったので、友だちを集めて翌日公園に行き、その子を懲らしめてやった。その日から僕はチェスターを守る役目を担い、それ以来彼が亡くなった現在も兄のようになったんだと思う。」

『アメンズ』は、2017年にチェスターがグレイ・デイズ再結成し、当時バンドに足りていなかったリソースなどをメンバーと共に再構築、再録音すると発表したところから始まった。すでにリハーサルをメンバーは始めており、チェスターもリンキン・パークのツアーが終わったらスタジオに入る予定だったが、同年7月20日にチェスターが急逝。

一旦は皆途方に暮れたものの、残ったメンバーのショーン・ダウデル(ds)、メイス・ベイヤーズ(b)、クリスティン・デイヴィス(g)、そしてチェスターの両親と未亡人のタリンダが、ロマ・ヴィスタ・レコーディングスの創設者でありリンキン・パークが在籍するワーナー・ブラザーズ・レコードの元会長トム・ワーリーの支援を受けてプロジェクトを実現することを使命とした。

ショーン、メイス、クリスティンの3人で90年代半ばのバンドのトラックからまず選曲、90年代のオリジナルのチェスターのヴォーカルにリマスターを施し、2019年にそのヴォーカルをメインにしつつ新たにサウンドをレコーディング。ジェイ・バウムガードナーがプロデュースをし、KORNのブライアン”ヘッド“ウェルチ、ジェームス”マンキー”シャファー、ペイジ・ハミルトン(ヘルメット)、クリス・トレイナー(ブッシュ、ヘルメット、オレンジ9MM)、シンガー・ソングライターのLPなどもレコーディングに参加している。

ショーンとタリンダ・ベニントンはローリング・ストーンに本プロジェクトがどのように実現に至り、世界中のファンと本作品を共有できる感動について話している。

「彼がグレイ・デイズをもう一度やりたかったのは音楽が素晴らしかったから。彼は昔からこのバンドの音楽が好きだったし、この音楽を自分で作ることができたことに興奮していたの。彼が多くの経験と成功を得た後に、このバンドをまたできることにとてもワクワクしていた。いま彼の声が聞こえる。「イェー、最高だ!」って。」 また、KORNのブライアン "ヘッド” ウェルチは「レンジ、パワー、どちらをとっても彼が最盛期にいるように聴こえる」とも語っている。

本作品は、チェスターと親密だった周りの人たちの輪だけでなく、チェスターの声をもう一度聴くのを待っている何百万人のファンにとっても10代の頃からのチェスターのメッセージが現代のサウンドで蘇る重要な作品だ。

■アルバム情報

GREY DAZE / AMENDS グレイ・デイズ / アメンズ

2020/4/10リリース

初回限定盤SHM-CD+DVD  

※DVD内容未定

品番:UCCO-8035

税込¥3,740

通常盤CD

品番:UCCO-1220

税込¥2,750

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