田辺祭の活動を報告 学生が地域外の視点で

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神島高校写真部による田辺祭の作品紹介(6日、和歌山県田辺市東陽で)

 和歌山大学南紀熊野サテライトは6日、和歌山県田辺市東陽の闘雞神社で、神島高校の生徒や和歌山大学観光学部の学生による田辺祭を取材した活動の報告会を開いた。若者や地域外の視点を取り入れながら、文化を継承していく取り組みについて考えた。

 田辺市の大学連携地域づくり事業。和歌山大学では、学生が地域とともに田辺祭の情報発信と文化継承に取り組む活動をしている。本年度の田辺祭では大学生3人が南新町の町民に交じって祭りの手伝いをしたほか、神島高校写真部員20人が祭りの風景を撮影した。

 報告会では和歌山大学観光学部の出口竜也教授やゼミ生、神島高校写真部員、闘雞神社の長澤好晃宮司、南新町の町民ら25人が参加。和歌山大学紀州経済史文化史研究所の吉村旭輝特任准教授が進行役を務めた。

 神島高校写真部から1年生の尾﨑小梅さんと湯川紗愛さん、顧問の恵納崇教諭が登壇。田辺祭で祭りの担い手や見物客を撮影した写真をスクリーンに映し、表情や構図、光の当たり具合など作品の見どころを解説した。

 和歌山大学観光学部からは出口教授のゼミ生で4回生の松本奈菜子さんと林美紗さんが祭りに参加し、インターネットの「ローカルウィキ」に記録したことを報告。文化を継承していく上で、情報を蓄積しつつ発信することができるという利点を伝えた。

 南新町の町民からは「写真部の作品からは祭りの思い出がよみがえるようだった。ローカルウィキは情報を振り返って見えるのが良く、祭りに関わっている者も情報をアップしていけたらいい」「和歌山大学の学生が祭りを手伝ってくれるのはありがたく、田辺市以外の人の視点から見ることで活性化につながる」などの講評があった。