6年連続最終増益 伏木海陸運送12月中間 露向け中古車3割増

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 伏木海陸運送が7日発表した2019年12月中間連結決算(19年7~12月)は、主力の港運貨物の増加により2年ぶりの増収だった。暖冬で繊維製品製造事業が伸び悩み、経常ベースでは減益だったものの、土地の売却などで6年連続の最終増益を確保した。

 港運はロシア向け中古自動車の取扱量が前年に比べて約3割増え、売上高は前年同期比2.4%増の48億5900万円。ロシア経済の減速で、新車より中古車の需要が高まったことが影響したとみられる。単体の貨物取扱量は439万533トンだった。

 繊維製品製造は3.1%減の11億2千万円、不動産は12.0%減の4億9500万円、旅行業などその他は3.3%増の7億4200万円だった。

 中間配当は1株当たり15円。期末と合わせ年30円を予想する。

■新型肺炎に警戒感

 伏木海陸運送の川西邦夫社長は会見で「先が見通せない」と、新型コロナウイルスの感染拡大に警戒感を示した。

 輸出入とも取扱貨物の3割以上が対中国で、生産活動の停滞が長期化すれば、業績への影響は避けられない。例年、中国向け貨物は春節明けに急増するが、今年は動きが鈍いといい「こればかりはどうすることもできない。早期の収束を祈るしかない」と語った。