【ロアッソ ニューフェース】 MF河原創(背番号6) 対応力、正確なキックが武器

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守備的MFやサイドバックをこなせる器用さを持つMF河原創=県民総合運動公園

 「自分がフォーカス(注目)されるより、チームのために戦うことを大事にしている。求められるポジションで役割を果たす」。今春、福岡大を卒業するルーキー河原創は、短髪で「職人」を思わせる風貌通り、言葉からも堅実さや謙虚さがにじむ。

 山鹿市生まれ。大津高と大学では、ともに2年までサイドバック、その後は主に守備的MFを任された。「どちらが得意というのはなく、どちらもできる」と対応力の高さに自信を示す。正確なキックも武器で、高校、大学ではセットプレーのキッカーを務めた。

 熊本入団後は、サイドバック中心に練習を重ねる。「比較的自由にプレーさせてもらっていた」大学時代と違い、大木武監督の要求レベルは高い。敵味方の状況に合わせたポジショニングや「パスが来なくても何度も動き直す」といった指示を受け、「まだまだ課題が多い」と自己分析する。

 しかし、河原にとって「できなかったことを、できるようになる楽しさ」はサッカーを続ける最大の動機。練習に打ち込む表情は明るい。

 高校の同級生には、年代別日本代表で活躍したDF野田裕喜(J2山形)とFW一美和成(J1横浜FC)がいる。野田とは5日に鹿児島であった練習試合で対戦し、「いつか同じリーグで対戦したいね」と言葉を交わしたという。

 全日本大学選抜に選ばれた経験を持つ21歳は、目標を「チームのJ2昇格。個人としては試合出場の機会にかかわらず、成長を続ける」と語る。同級生が待つJ2、J1の舞台に一歩ずつ近づくつもりだ。(植山茂)

◇かわはら・そう 1998年生まれ。身長169センチ、体重65キロ。趣味は「自分でもびっくりするぐらいない」が、自動車免許を先日取得した。「自然が好きだし、買い物にもよく行く。福岡にいた4年間で熊本も変わった。いろんな所を訪れてみたい」