「鈍色の箱の中で」ヒロイン・久保田紗友を直撃!「美羽は『そっちじゃないよ。そっちに行ったら傷ついちゃうよ…』って教えたくなる子」

「鈍色の箱の中で」ヒロイン・久保田紗友を直撃!「美羽は『そっちじゃないよ。そっちに行ったら傷ついちゃうよ…』って教えたくなる子」

漫画家・篠原知宏が電子コミックサービス・LINEマンガで連載中のオリジナル漫画で、月間読者数ランキングでNo.1を獲得した話題作「鈍色の箱の中で」が、テレビ朝日で待望の連続ドラマ化。同じマンションに住む幼なじみの高校生たちが繰り広げる、切なく危険な偏愛ラブストーリーが本日から放送されます。

初恋にとらわれた幼なじみの高校生たちを演じるのは、今が旬の若手俳優陣! ヒロインの桜井美羽を久保田紗友さん、美羽が思いを寄せる幼なじみ・辻内基秋を萩原利久さん、美羽に思いを寄せるも屈折した感情ゆえに思いを伝えられない真田利律を神尾楓珠さん、美羽のよき相談相手でありながらも、彼女への強いコンプレックスを抱いている女子高生を岡本夏美さん、そして、自分の気持ちは後回しにする幼なじみのムードメーカー・庄司悟を望月歩さんが演じます。

インターネットTVガイドでは、ヒロインを演じる久保田さんにインタビューを敢行。取材日が20歳の誕生日直前だったということで、20歳の目標も聞いちゃいました! では、内容盛りだくさんのインタビュー、最後までお楽しみください。

──出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

「すごくうれしい気持ちがありました。今まで私自身が演じてこなかったようなキャラクターだったので、とても新鮮で楽しみでした」

──今回原作がある作品ですが、演じる上で難しさはありましたか?

「原作があるものも、ないものも難しさって変わらないかなと思っています。正直に言うと、どちらも難しいです。ドラマはドラマなりの展開があったりとか、原作にはなかったオリジナルの設定が生まれたりとか…キャラクターとしての統一はありますけど、演じていてその場で心が動くように一生懸命演じるだけ!という感じです」

──原作を読まれていると思いますが、印象はいかがでしたか?

「私が美羽を演じると思いながら読んだんですけど、『そっちじゃないよ。そっちに行ったら傷ついちゃうよ…』って教えてあげたくなっちゃいました(笑)。役としてではなく普通に生きていく上で、それぞれのキャラクターに共感するような感情ってあると思うんです。だから、『こういうことあるよな』と重ね合わせながら読みました」

──演じられる上で意識されたことはありますか?

「とにかく一生懸命な思いと、相手を真っすぐ見るということを常に意識していました」

──真っすぐに相手を見る演技というのは難しいのでしょうか。

「私自身は人のことを疑っちゃったり、ストーリーの中で『これはどういう感情で相手は言ってるんだろう』と思っちゃうことがあったんです。でも、美羽はそういう疑いとか一切なく、ただ好きという思いがアキちゃん(基秋の愛称)に対してあったので、そこを大事にしたいなと思いながら演じていました」

──演じられていて印象に残ったシーンはありますか?

「この物語の一つのテーマである、“物理的に離れたくても離れられない”という部分をセリフとして言うシーンがあるんです。そこのシーンはすごく印象に残っていますね」

──どうしてそのシーンが印象に残っているのでしょうか?

「アキちゃんに振られるシーンなんですけど、そのシーンは自分が1人でいる時にアキちゃんが駆け付けてくれて、美羽が『来てくれてありがとう!』という気持ちになった後に、『別れよう』と言われちゃうんです。役者としても難しい部分ではあったんですけど、ワンシーンの中で振り幅が大きかったからか、すごく印象に残っています」

──久保田さんが思う、アキちゃんへの素直な思いを持つ美羽の魅力を教えてください。

「一生懸命さもあるんですけど、好きなことに対してだったら自分の時間を使ったり、それに対しての愛情だったり、何かを包み込めるような優しさだったり…。包容力まではいかないかもしれないんですけど、好きなものに対しての思いを貫ける強さがあるところが魅力的だなと思っています」

──今回高校生役ですが、ご自身の高校生活とギャップなどはありましたか?

「高校の時に北海道から上京してきて、すべてが新しいスタートだったんです。私には赤ちゃんの時からの友達はいないんですけど、美羽の場合はずっと同じマンションで同じ生活をしてきた仲間がいて…。そういう感覚ってどういう感覚なのかなとか、そういう人がもし自分にいたら今の人生は変わっていたのかなと思いました」

──さて、5日後には20歳の誕生日を迎えられますね。(※取材日時点)

「2020年のテーマとしては、20歳になるということもあり、今まではあまり気を使ってこなかったこととかにも気を使いつつ、さらに仕事に対してもプライベートの部分でも自分の目の前にあることと向き合っていけたらなと思っています。個人的には一人旅に挑戦したいです!」

──一人旅ですか! すてきですね。どこに行きたいですか?

「イギリスに行ってみたいです。イギリスの音楽がすごく好きなんですけど、街並みもすごくかわいいですし、そういうのに憧れています!」

──いつか、一人旅の話が聞ける日を楽しみにしています! では最後に、第1話や演じる役としての見どころをぜひ教えてください!

「役としての見どころは、美羽の真っすぐな思いを受け取っていただきたいなという思いだけです。1話の見どころとしては、これからどんどんいろいろな展開が待っているので、それを楽しみつつ…登場人物がどういう関係性なんだろうとか、彼らが今までの人生どう生きてきたんだろうと感情移入しながら見てもらえたら、もっと楽しくドラマを見られると思います。そして、ぜひ、SNSを連動させながら見ていただきたいのと、ドラマならではの展開も楽しみにしていただければと思います」

──ありがとうございました!

【プロフィール】


久保田紗友(くぼた さゆ)
2000年1月18日北海道生まれ。13年にドラマ「神様のイタズラ」(BS-TBS)、「三人のクボタサユ」(NHK)に主演に抜てきされる。このほか、連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK)、「過保護のカホコ」(日本テレビ系)、「この世界の片隅に」(TBS系)、「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)、「左ききのエレン」(TBSほか)、映画「アゲイン 28年目の甲子園」「疾風ロンド」など数々のドラマや映画に出演。1月24日にはヒロインで出演している「サヨナラまでの30分」が公開された。

【番組情報】


「鈍色の箱の中で」
テレビ朝日ほか
土曜 深夜3:00~3:30
※地上波放送終了後、ビデオパスで配信。

【プレゼント】


久保田紗友のサイン入り写真を1名様にプレゼント!

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●締め切り:2020年3月2日(月)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

テレビ朝日/ABCテレビ担当 Y・O
撮影/蓮尾美智子

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