心の内面描き55年 中津市の須賀さん、古希記念に初の個展【大分県】

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「これまでの折々の心の風景に触れてほしい」という須賀瑠美子さん=中津市の市立小幡記念図書館アートスペース

 古希の記念に中津市上如水の自営業須賀瑠美子さん(70)=県・市美協会員=が初めての個展を市立小幡記念図書館アートスペースで開いている。17日まで。

 6~100号の油彩など16点とイラストを展示。20代の自画像、悩むことの多かった40代に描いた「羅漢」や「野仏」など。

 地域で働く人をモチーフに取り組んだ「老婆」「行商」、参加する二日会でのデッサンなども紹介している。

 ノンフィクション作家、故松下竜一さんが編集・発行した運動機関誌の表紙コピー10枚も並べた。須賀さんは、松下さんと仲間らでつくる「草の根の会」の会員で、同誌のイラストを提供していた。

 絵画歴55年。幼少時から絵が好き。高校に入り美術部に入った。

 実家の商売と子育てが重なった忙しい時期や市議時代も、創作する時間を少しでもつくってきたという。「絵は心の鏡。内面を映す。鬱憤(うっぷん)をぶつける時もあった」と須賀さん。「訪れた人がそれぞれの節目を見つめるきっかけにもしてほしい」と話している。

 開館は午前9時~午後7時で火曜休み。問い合わせは同館(TEL0979.22.0679)。