EMOE -「エモと萌えの化学反応」をテーマに活動する2人組アイドルユニット、EMOE(エモエ)自主イベント開催!!

「えっ、嫌だっ」って断られて。

──Rooftop初登場ですよね?

へち:出たことないです!

さくら:やったぁ!! 痛っ…(バンザイしようとして肘を強打)

一同:(爆笑)

──インタビューの前に、ロフトのスケジュールページにあったこの写真(注:1)はいつ頃撮ったものなのですか?

さくら:これは2018年の8月かな?

──場所は?

さくら:新宿駅西口?

へち:いや、東南口だよ。

さくら:その辺の道端で撮りました。

へち:「レラリンルンリンラン」のMVもこの辺りで撮影したよね?

さくら:えっ? 行ったっけ?

へち:「悲しいときは〜」のところ。

さくら:あぁ! 思い出した! しゃがんで撮った。

へち:早朝の3時ぐらい。

さくら:新宿駅付近はEMOEの聖地だね(笑)。

──脱線しすぎました…改めて、EMOEになったきっかけ部分をお伺いします。

さくら:前のグループで出会ったんですけども、そのグループを辞めることになって。へちと2人で一緒にやっていこうと思ってた時に「私、そもそも歌が上手でもないのに2人でやっていって足を引っ張るのが嫌なんですけども、どうしたらいいですか?」と、今のプロデューサーに相談したら真剣に考えていただけて。数日経ったら「エモ」と「萌え」で『EMOE』というコンセプトを作ってもらって。これでやって行きたいって、へちに企画書を見せたら「えっ、嫌だっ」って断られて。

一同:(爆笑)

やっぱりEMOEやらない?

──えっ!? 断られた?

へち:コンセプト的には良かったのですが、その時は色々な想いがあって断わってしまいました。

さくら:プロデューサーと話す中で、売れる売れないは別として、今までと違う可能性の部分でラップやダンスだったり、やりたかった部分があって。

へち:一旦、話が終わった後に、調子に乗ってたと思うのですが…違うアイドルグループに応募したら書類審査に受かって。2次審査が毎日配信する形だったのですが順位が順位で…

さくら:私は配信見ながら課金してました。

一同:(爆笑)

──めっちゃ、いい奴!

へち:途中から配信を辞めちゃったのでオーディション受からなくて。

さくら:受からなかったのを見て「やっぱりEMOEやらない?」って電話したんですよ。

へち:私も「EMOEやりたい」って電話しようとしてたんですよ。

──運命的ですね。

さくら:夏頃で、同級生とかは就活してたんですが、私はEMOEをやりたいと必死になっていて。へちとは違うメンバーで振り付けや歌とかを始めてたんですけど、うまく行かなくて。そんな時、へちがオーディション落ちたタイミングと重なって、2度目の誘いで、へちがEMOEに入ることになりました。

へち:前のグループの頃は、本気ではなかったんですけど…熱が入ったよね。

さくら:全員、かける物が大きかったです。

──いよいよ始まったって感じですね。ちなみに最初のライブはどこだったのですか?

さくら:EMOEとしては最初、1人で8月18日に渋谷のO-nest周辺で行われたサーキットイベントに出演しました。

──一人で歌ったのですか?

さくら:元々、コピーダンスをやっていて、歌は口パクで踊るっていうのをやっていたので、オケを流して踊ってました。その時、できることがそれくらいしかなくて…

へち:さくらはダンスを凄い褒められるんですよ。私はダンスに関しては1回も褒められたことがない。

さくら:クリエイティビティーに溢れるからだよ(笑)。

一同:(笑)

EMOEって誰?

さくら:へちが入ってからのファーストライブは移転する前のSHIBUYA DESEOで行ったのですが、凄い練習不足で映像もあるのですが、一生公開しないです(笑)。

へち:本当に酷くて。たまに見て元気をもらってます。

さくら:へちが振り付けを覚えてなくて、適当に手を「フォンッ」てやったりして。

へち:ボーっと立っているよりましな感じで。

さくら:あれは、ほんとに酷かった。EMOEデビューまでの準備期間が全然なくて、2017年の7月末に前のグループの脱退が決まって、8月の前半にEMOEの活動を発表して2週間ぐらい新メンバーを血眼になって探し、決まったと思ったら新メンバーと上手くいかなくて、最後の最後にへちがEMOEに入ることになってライブが決まってて、という流れで。

──さらに11月には「レラリンルンリンラン」をリリースしたり「南波一海のアイドル三十六房 年忘れ!R-グランプリ 2018」で2位になったり凄い勢いで世の中に知られていきましたね。

さくら:R-グランプリで2位をとった時、完全に周りがノーマークで「EMOEって誰?」って反応で「南波さんが推してるから見てみよう」という方が増えましたね。全ては素晴らしい曲を書いていただいたプロデューサーに感謝しかないです。

へち:プロデューサーの作る曲は全部好きなんですよ。自分が好きじゃないメロディーだったりリズムだったりすると、やる気が落ちちゃうんじゃないかと不安があるんですけど、作ってきてくれる曲との相性は良いと思います。

2人のキャラは、とにかく面倒くさい

──ライブを観ていて2人と楽曲の相性が合っている感は強く感じます。2019年にはTBSラジオの「アフター6ジャンクション」 でも紹介されていましたね。

さくら:吉田豪さんに宇多丸さんのラジオのコーナーでEMOEを紹介してもらって。宇多丸さんに褒めていただけました。

──さらにヒャダインさんにもラジオで紹介されたのですよね?

さくら:番組最終回の最後の曲に「To Be Free」を流してもらって嬉しかったです。

──短い間に沢山の方々から評価をしてもらっていますね。曲もさることながら2人のキャラも良かったと思いますよ。

さくら:ただ、吉田豪さんから「2人のキャラは、とにかく面倒くさい」と言われ、ライブには来るけど物販に行ったことがないというお客様が数名いらっしゃって。

へち:物販に行く勇気がないって言われたり。

さくら:私たちがウェルカムすぎるのかもです。

──さて、今回LOFT HEAVENにて行われる主催イベント「カガクハンノウ」についてお伺いしたいのですが、イベントを始めることになったきっかけはありますか?

さくら:待ちの姿勢にならないよう、EMOEを中心に発信できるように、同じように活動している方々と仲良くなっていきたいという部分があります。

──自発的なところから来ているのですね。イベント全体の見所を聞かせてください。

さくら:他ではあまりやらないアイドル同士のトークとかコラボチェキなどがあり、さらにそこからアイドル同士が仲良くなっていったりするイベントになれたらいいなと思います。

へち:私はバッチリ、歌を聞かせます!

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