マーリンズ移籍の加藤豪将に強力ライバル MLB1099試合出場の34歳とマイナー契約

今季からマリナーズ傘下へ移籍となった加藤豪将【写真:Getty Images】

34歳のショーン・ロドリゲスは昨季フィリーズで76試合に出場した

 マーリンズはショーン・ロドリゲス内野手とマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加すると発表した。34歳のロドリゲスは内外野をこなせるユーティリティプレーヤーで、昨季までメジャー12年で通算1099試合に出場、578安打、81本塁打をマーク。昨季もフィリーズで76試合に出場した。ヤンキース傘下マイナーからFAとなってマーリンズとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリングトレーニングに参加する加藤豪将内野手に強力なライバルが出現した。

 MLB公式サイトは「マーリンズはまた1人、万能性のある選手をスプリングトレーニングのロースターに加えた。キャリア12年のベテランであるショーン・ロドリゲスとマイナー契約を結び、キャンプへの招待選手としての権利も含まれている」と伝えた。

 記事によれば、ロドリゲスは招待選手としてキャンプに参加する5人の内野手のうちの1人で「スーパーユーティリティ選手として、(40人)ロースターの枠を巡る競争をすることになる」と指摘。さらに「ゴウスケ・カトウとエディ・アルバレスもユーティリティ選手の(枠を争う)候補に入っている。そして40人ロースターに入っているジョン・ベルティも然りである」と伝えている。

 30歳のアルバレスはメジャー未経験。ベルティは昨季マーリンズで73試合に出場している。一方、25歳の加藤は2013年ドラフト2巡目でヤンキースに入団。昨季は傘下3Aスクラントンで83試合に出場、打率.279、11本塁打、39打点をマークしたがメジャー昇格はならなかった。マイナーリーグ通算649試合で打率.251、38本塁打、115二塁打、309点、80盗塁の成績を残している。

 新天地で激しい争いを制して初のメジャー昇格をつかめるか。注目の2020年シーズンが間もなく始まる。(Full-Count編集部)

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