Rソックスが2年1000万ドルでベニンテンディと契約延長

日本時間2月8日、レッドソックスは25歳の若手外野手、アンドリュー・ベニンテンディとの年俸調停を回避して2年契約を結ぶことで合意に達した。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、2年間の総額は1000万ドルで、今季の年俸が340万ドル、来季の年俸が640万ドルになっているという。ベニンテンディが今季が年俸調停期間1年目であり、今回の2年契約は年俸調停期間の2年目までをカバーするものとなる。

現在25歳のベニンテンディは、2016年8月にメジャーデビューを果たし、この年は34試合に出場して打率.295、2本塁打、14打点、1盗塁、OPS.835を記録。翌2017年に定位置を獲得し、151試合に出場して打率.271、20本塁打、90打点、20盗塁、OPS.776をマークし、新人王投票ではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐ2位にランクインした。チームがワールドシリーズ制覇を成し遂げた2018年は自己最高のシーズンを過ごし、148試合に出場して打率.290、16本塁打、87打点、21盗塁、OPS.830の好成績。メジャー4年目となった昨季はやや成績を落とし、138試合で打率.266、13本塁打、68打点、10盗塁、OPS.774を記録した。

不動の正左翼手として2015年ドラフト全体7位指名の高評価に相応しい活躍を見せているベニンテンディだが、打撃面・走塁面のみならず守備面でもハイレベルな実力を発揮しており、過去3年間で記録した32補殺は外野手全体で最多の数字である。また、2018年のアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦、2点リードの9回表二死満塁のピンチでアレックス・ブレグマンが放ったヒット性の当たりをダイビングキャッチしてチームを救ったのは記憶に新しいところだ。

なお、ベニンテンディとの契約がまとまったことにより、レッドソックスで年俸調停の可能性を残しているのは先発左腕のエドゥアルド・ロドリゲスのみとなった。

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