パドレスがトレードでレイズから救援右腕・パガーンを獲得

日本時間2月9日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、パドレスとレイズとの間でトレードが成立し、パドレスはマニュエル・マーゴ外野手とローガン・ドリスコル捕手の2人をレイズへ放出し、昨季レイズで20セーブを挙げたエミリオ・パガーン投手を獲得したようだ。昨季メジャー最多の41セーブをマークしたカービー・イエーツを擁するパドレスにパガーンが加わり、ブルペンはさらに強固なものとなった。

現在28歳のパガーンは、メジャー3年目となった昨季66試合に登板して70イニングを投げ、4勝2敗、20セーブ、8ホールド、防御率2.31、96奪三振の好成績をマーク。2017年にマリナーズでメジャーデビューしたあと、毎年トレードによる移籍を経験しており、2018年はアスレチックスでプレイした。まだ年俸調停の権利を取得しておらず、パドレスはあと4年保有可能である。

現在25歳のマーゴは、メジャー4年目の昨季151試合に出場して打率.234、12本塁打、37打点、20盗塁、OPS.691を記録。守備面では高い身体能力を発揮しているものの、打撃面では伸び悩みが続いている。中堅手として左打者のケビン・キアマイアーとのプラトーン起用が想定されるが、マーゴが右翼ないし左翼を守る機会が増えれば、筒香嘉智の外野手としての出場機会に影響を与えるかもしれない。今季が年俸調停期間1年目で、レイズはあと3年保有できる。

現在22歳のドリスコルは、2019年ドラフトの戦力均衡ラウンドBにおいてパドレスが全体73位で指名した捕手で、昨季はA級ショートシーズンで39試合に出場して打率.268、3本塁打、20打点、OPS.797を記録した。

パドレスは今オフ、ドリュー・ポメランツとピアース・ジョンソンを獲得してクレイグ・スタメンとの再契約にも成功。さらにパガーンが加わったことにより、守護神・イエーツを擁するブルペンは質量ともに充実の陣容となっている。

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