ブルージェイズが元阪神・ドリスと正式契約 1年100万ドル

日本時間2月9日、ブルージェイズは契約合意が報じられていたラファエル・ドリスと正式に1年契約を結んだことを発表した。ドリスの今季の年俸は100万ドルで、来季の契約は年俸150万ドルの球団オプションとなり、出来高も設定されているようだ。ドリスが最後にメジャーでプレイしたのはカブス時代の2013年であり、日本プロ野球の阪神タイガースで過ごした4シーズンを経て、7年ぶりのメジャー復帰となる。

ドミニカ共和国出身のドリスは現在32歳で、メジャーでは2011年から3年間カブスでプレイし、合計40試合に登板して2勝4敗、4セーブ、3ホールド、防御率5.48、奪三振率5.08、与四球率5.28を記録。2014年と2015年はマイナーで過ごし、2016年1月に阪神に加入した。

阪神では入団1年目の2016年に34試合で防御率2.12をマークし、翌2017年には63試合で37セーブ、防御率2.71の活躍を見せて最多セーブのタイトルを獲得。その後も2018年に55試合で防御率2.85、昨季は56試合で防御率2.11と2点台の防御率をキープし続けた。昨年11月末までに阪神との契約がまとまらなかったため、12月に入って自由契約選手として公示され、ブルージェイズと契約。昨季阪神でともにプレイしたピアース・ジョンソン(パドレス)と同様にメジャー復帰を決断した。

今季のブルージェイズのブルペンは、ロースター入りが当確と見られているのがクローザーのケン・ジャイルズとロングリリーバーとして昨季52試合に登板したサム・ガビーリオの2人しかおらず、スプリング・トレーニングでは若手からベテランまで多数の投手による激しい競争が繰り広げられることが予想される。ドリスやアンソニー・バース(元北海道日本ハムファイターズ)はもちろんのこと、読売ジャイアンツから加入した山口俊も開幕ローテーション争いに敗れた場合には、この競争に加わることになるだろう。

なお、ブルージェイズはドリスとの正式契約に伴い、ロースターの枠を空けるためにブレイビック・バレーラ内野手をDFAとしている。

© MLB Advanced Media, LP.