鷹の選手層がさらに厚く? 右肘手術から復活期す鷹・東浜&岩嵜がアピール

9日のシート打撃に登板したソフトバンク・東浜巨(左)と岩嵜翔【写真:福谷祐介】

2017年最多勝投手の東浜と最優秀中継ぎの岩嵜が共にシート打撃に初登板

 ソフトバンクの東浜巨投手と岩嵜翔投手がシート打撃で上々の投球を披露した。宮崎キャンプ第2クール最終日の9日に行われたシート打撃に登板。両右腕は怪我からの復活に向けて
階段を一段上がった。

 昨年、右肘の手術を受けた東浜はこの日の3人目で登板。牧原には中前安打許したものの、打者6人に対して、この1安打だけに封じた。最速で145キロを記録し「真っ直ぐ自体の強さはあった。特に不安もなく一歩前進かな、と。去年のこの時期と比べると、全然違う。前向きに出来ている」と、状態の良さを伺わせた。

 2018年の2度の右肘手術からの完全復活を目指す岩嵜は1人目でマウンドへ。周東と高谷に安打を浴び、打者5人で2安打だったが、最速で148キロをマークした。新球種のチェンジアップで空振り三振を奪い、こちらも上々の内容。「上がっていると徐々に手応えを感じています。去年投げていたボールよりも球の強さとかが違うと高谷さんも拓也も言ってくれている。手応えはあります」とうなずいた。

 2017年の最多勝投手の東浜と、最優秀中継ぎ投手の岩嵜。ともに怪我でここ2年間は苦しみ、今季の復活にかける思いは強い。まずは最初の実戦登板をクリアした2人。東浜と岩嵜、この2人が戦列に戻ってくると、ソフトバンクの選手層はさらに厚みを増してくる。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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