前田を含む大型三角トレード 2つのトレードに分裂か

レッドソックス、ドジャース、ツインズによる大型の三角トレードは、日本時間2月5日に合意が報じられてから5日目を迎えようとしている。MLBネットワークのケン・ローゼンタールとジョン・ヘイマンによると、この三角トレードは成立を目指して引き続き交渉が行われているようだ。ただし、最終的な形は三角トレードになるとは限らず、「レッドソックスとドジャース」、「ドジャースとツインズ」という2つのトレードに分裂する可能性があることが報じられている。

ローゼンタールによると、今回のトレードは現在、「ツインズがドジャースのニーズを満たし、ドジャースがレッドソックスのニーズを満たす」ような形で交渉が行われているという。三角トレードに落ち着く可能性も残されているが、2つのトレードに分裂する可能性も指摘されている。

ローゼンタールは今回のトレードの最終的な形の例として、「ツインズがブルスダル・グラテロル+αをドジャースへ放出して前田健太を獲得し、ドジャースがアレックス・ベルドゥーゴ+αをレッドソックスへ放出してムーキー・ベッツとデービッド・プライスを獲得する」という2つのトレードを挙げている。この例では、これまでの報道の通りにグラテロルがドジャースを経てレッドソックスへ移籍するかどうかは不明である。

また、ヘイマンはレッドソックス関係者ではないドクターがグラテロルの身体検査に関して「特に大きな問題はない」と判断したことも紹介。グラテロルに関して発覚したコンディション上の問題は、レッドソックスが懸念するほど深刻なものではないようだ。

ローゼンタールとヘイマンが報じた内容で共通しているのは、レッドソックスとドジャースによるトレード交渉のなかに依然としてツインズが含まれているということ。よって、前田にも依然としてツインズ移籍の可能性が残されている。

二転三転する今回の大型トレードはどのような結末を迎えるのか。今後の動向に注目だ。

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