グレイスター・リアルエステート・パートナーズがオーストラリアのインナー・メルボルン市場のサウスヤラで不動産2物件を取得

今回の取得により、メルボルンとシドニーでのコア物件開発による賃貸住宅資産の取得・開発・管理を行うグレイスターの戦略が前進

豪メルボルン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 高品質の賃貸住宅資産の投資・開発・管理で世界をリードするグレイスター・リアルエステート・パートナーズ(グレイスター)は本日、当社の不動産ファンドのために、インナー・メルボルンのサウスヤラにある既存オフィスビル2カ所を再開発用に取得したと発表しました。グレイスター関連会社による不動産の取得は、メルボルンとシドニー市場で賃貸住宅供給の組織化を目標にコア物件開発プロジェクトの取得・開発・管理を行う当社の戦略を反映するものです。

グレイスターのシニア・マネジングディレクターのアダム・ピレイは、次のように述べています。「オーストラリアの賃貸住宅市場では、特定目的のために建てられ、プロフェッショナルが管理する物件の不足が目立ちます。国内の借り手の需要は主に、販売用に建設された住宅の個人所有者によって満たされてきましたが、こうした所有者は、適切に資産を管理して借り手にとって好ましい体験を促進するための専門知識を持っていません。」

「また、住宅の値ごろ感が引き続き根本的な懸念であることから、市場では住宅所有率が低下し続けています。同時に、オーストラリアの若年層は、自分たちが望む魅力的なライフスタイル、エンターテインメント、利便性をもたらすロケーションで家を借りることを積極的に選択しており、住宅所有よりもこうした要素を優先させています。加えて、海外の購入者からの需要が持続的に後退しており、購入者と開発業者双方にとって資金調達が難しいことから、販売用に建設する開発業者の間での開発機会をめぐる競争は減る結果となっています。こうした動きが組み合わされることで、国内で新しい組織クラスの賃貸商品を確立させる規模の拡大が容易な機会が出現する一連の要因が生まれます。」

グレイスターは、サウスヤラ郊外のヤラ・ストリートとクレアモント・ストリートの一角を占める、隣接する不動産2カ所を取得しました。当社は、両不動産を1つに統合し、地上階の魅力的な店舗、約5000平方メートルの高品質オフィス・スペース、タワー2棟で500戸を超える賃貸物件で構成される複合用途プロジェクトとして再開発する計画です。両物件は、サウスヤラの人気の高いフォレスト・ヒル地区に残っていた大規模な再開発用の土地の最後のものの一部です。サウスヤラ鉄道駅とトーラック・ロード・トラム駅の両方にほど近い場所にあり、住人は中心業務地区や近隣の他のインナー・メルボルンのロケーションへすばやく簡単にアクセスできます。周辺地区にはトーラック・ロードとチャペル・ストリート沿いを中心にショップ、レストラン、エンターテインメント・スポットが豊富にあり、都会のモダンな生活向けのこのロケーションに望ましい魅力を付け加えています。

オーストラリアのグレイスターのマネジングディレクターを務めるクリス・ケイは、次のように述べています。「オーストラリアの借り手は、ここオーストラリアで従来提供されてきた不十分な賃貸体験とは対照的な世界の主要都市で利用できるサービス志向で快適な住宅と同じ高い水準を求めています。提案されたプロジェクトは、より優れた選択肢、多様性、さらに高い水準を提示し、高品質な住宅を幅広い借り手に提供する当社の戦略目標を前進させる上での重要なステップです。」

「現在の市場の借り手にとって重要な問題の1つに、賃借期間の確実性があります。個人投資家が所有する個人賃貸住宅の多くは、借り手が継続的に賃借契約を更新できる保証が得られないシナリオを生み出しています。組織的な賃貸住宅は、こうした問題を解決し、人々に必要な住宅の保証を提供します。当社は、特定目的のために建てられてプロが管理する賃貸住宅の建設と、全体として住宅に関するさらに良い結果を実現することを通じて、この国で新しい組織的な資産クラスを確立する機会に取り組んでいます。安定しており、堅牢で予測可能なキャッシュフローの性質を考えれば、時間が経つにつれて、この資産クラスは国内と海外の機関投資を惹きつけるでしょう。そして、このセクターの成長を実現し、現在オーストラリアの住宅供給に欠けている重要な部分を満たします。」

「特に、メルボルンやシドニーのような供給と住宅の値ごろ感に制約がある市場で、実際的な住宅ソリューションを提供できるよう、政府のさまざまなレベルと協力することを楽しみにしています。組織的集合住宅は、住宅供給を大幅に加速させ、主要都市で急速に発生しつつある住宅不足を埋める力を持ちます。」

オーストラリアは、増え続ける人口が後押しする持続的な経済成長を経験しており、それが世帯形成と賃貸住宅の需要を推進しています。人口動態の変化は、都市化の促進を招き、住宅の値ごろ感はメルボルンとシドニーなどの市場において大きな問題であり続けています。また、労働の流動性の高まりと、若年層が都市中心部でのライフスタイル体験を優先させていることで、賃貸住宅の需要も推進されています。グレイスターは、オーストラリアの質の高い賃貸住宅供給企業として自らを確立する機会を示せるよう、こうした要因を十分に生かしていきます。

グレイスターについて:

グレイスターは完全統合された大手不動産会社であり、世界の賃貸住宅不動産の投資運用・開発・管理において専門知識を提供しています。サウスカロライナ州チャールストンに本拠地を置くグレイスターは、約200市場で推計1600億ドル以上に相当する不動産の管理・運営を行っており、米国、英国、欧州大陸、中南米、アジア太平洋地域にオフィスを構えています。グレイスターは米国で最大規模のアパート運営企業であり、52万5000ユニット/ベッド以上を管理しています。堅牢な機関投資運用プラットフォームを有し、142億ドル近い開発中資産を含め、約361億ドル相当の資産を運用しています。グレイスターは、賃貸住宅不動産事業で世界クラス・サービスの提供企業になるという目標の下、ボブ・フェイスにより1993年に設立されました。詳細については、www.greystar.comをご覧ください。

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