原沙知絵主演で柴門ふみの「女ともだち」連ドラ化! 不朽の名作が令和の時代によみがえる

BSテレ東では4月期の真夜中ドラマ枠で、連続ドラマ「女ともだち」(土曜深夜0:00、開始日未定)を放送することに決まった。柴門ふみ氏による1983年連載開始の「女ともだち」を原作に、時代設定を令和にアレンジ。2人の「女ともだち」と彼女らを取り巻く複雑な事情を描く。

恋愛、結婚、不倫などに直面し揺れ動く女性の心理や葛藤などを、主人公のモノローグを多用し丁寧に描いた原作の「女ともだち」。この告白的恋愛白書は当時、多くの女性たちの支持を集め憧れの的となった。令和版となる今作では、DV離婚し、不感症だが大学の同級生との不倫関係をやめられないバツイチのシューズデザイナー・乾セツを原沙知絵、そしてセツの高校時代からの親友で、何度も浮気を繰り返してしまう夫を捨てきれない迷える主婦・小野沢ちさとを磯山さやかが演じる。

18年ぶりに連ドラ主演を務める原は、「1980年代に多くの女性たちの支持を集めた柴門ふみさんの名作を、令和となったこの時代によみがえらせることは深いメッセージがあるように感じます」と作品の意義を訴え、「今回、セツという女性を演じさせていただく中で、私自身も人生とは、幸せとは何か、改めて考えるいい機会になりそうです。この作品を通して女性たちが抱える現実的な悩みにも注目していただき、多くの方々にも自分自身の人生と照らし合わせて考え、何か感じていただけたらと思います」とコメント。

磯山は「芸能生活20年目のこの時期に、こういった作品、役柄に挑戦させていただくことは緊張もありますし、楽しみでもあります。原さん、監督、スタッフさんに助けていただきながら、一生懸命頑張りたいと思います。おそらくいつの時代も、これがリアルなんだろうなと胸が苦しくなります。もがいたり苦しんだりする中で、何かを見つけられるキッカケになればいいなと思っています」と期待。

原作の柴門氏は「今回、再ドラマ化にあわせて改めて読み返してみると、精いっぱい強がって生きるヒロインが、『東京ラブストーリー』や『恋する母たち』の登場人物たちの原型であったのだと気づきました。また、この40年で女性の置かれた環境は大きく変わりましたが、男と女の意識のすれ違いや不倫トラブルは変わらないものだと改めて感じております。いつの時代も変わらない女性の純情と強がりを味わっていただければと思います」と呼びかけている。

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