副賞はデパートリウボウでの個展開催の権利 県立芸大卒展にリウボウ賞創設

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 沖縄県立芸術大(比嘉康春学長)とリウボウインダストリー(糸数剛一社長)は10日、同大の卒業・修了作品展にデパートリウボウ賞を創設することで合意した。学業と商業という互いの強みを生かし、芸術を担う人材の育成などを目的としている。副賞として卒業後2年以内を目安にデパートリウボウ内で個展を開催する権利を与える。

 同賞は個展や展示販売会にも対応できる制作能力の高さを選考基準の一つとする。当面は大学院の修了生を対象とする。県立芸大とリウボウは、9月に学生の作品展やワークショップなどの共同イベントを予定していて、共同での商品開発なども検討しているという。

 糸数社長が県立芸大の外部評議員を務めた際に、教職員や学生が作った腕時計を贈呈され、伝統織物を文字盤にあしらった時計の品質に感銘を受けたという。糸数社長は「消費者に見てもらえる機会を提供することで、学生の意欲につながれば良い」と話した。

 比嘉学長は「大変感謝する。芸術家、作家への道を開く登竜門として大きな目標になる」と話した。

 卒業・修了作品展は12日から16日まで、県立博物館・美術館で開催される。