【ロアッソ ニューフェース】 FW谷口海斗(背番号9) ゴールへ闘志「どんな形でも」

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「結果を残しチームを勝たせたい」と話すFW谷口海斗=県民総合運動公園

 J3岩手から移籍したFW谷口海斗は、ルーキーイヤーの2018年に15点、19年に9点を挙げた。得点パターンは、ダイレクトやミドルシュート、DFの裏抜けなど多彩。「どんな形でも点を取れる。常にゴールを意識している」。穏やかな口調の中に、ストライカーの自負がのぞく。

 「環境が良く、大木武監督の下ならもっと成長できる」と熊本への移籍を決めた。練習からゴールに迫る闘志を見せ「こういうボールが欲しい、と周囲にもっと要求していきたい」と意気込む。

 高校まで無名。強豪の四日市中央工高(三重)では控えにも入れず、4強入りした13年度の全国選手権は、応援団長としてスタンドから声をからした。同高で1学年上のMF田村翔太(熊本)や日本代表FWの浅野拓磨(パルチザン)は「遠くから見ていたスター」だった。

 飛躍の転機は岐阜経済(現岐阜協立)大2年の時。それまで守備的なポジションだったが、故障者の代わりにFW出場した公式戦で2ゴールを決めた。「やっぱり点を取るのは楽しい」。ストライカーの才能が花開き、4年時に東海学生1部リーグ得点王に輝いた。

 岩手での1年目はホテルに住み込みで働きながらプレーし、得点ランキング5位。さらなる飛躍を期待された翌シーズンは、けがで出遅れチームも最下位に沈んだ。

 新天地に立つ24歳は「コンディションを整え、ゴール前で結果を残す」と定位置取りへ意欲満々。自身の得点記録を塗り替え、チームをJ2復帰に導く。(河北英之)

 ◇たにぐち・かいと 1995年生まれ、三重県紀北町出身。身長177センチ、体重67キロ。趣味は温泉巡りで、早速黒川温泉に足を運んだ。「露天風呂の隣に川が流れていて、めっちゃ景色が良かった」。2歳上の兄・力斗さんは東海社会人1部のFC.ISE-SHIMA所属。