ベッツ、プライス、前田らが絡む2つのトレードが正式発表

日本時間2月11日、レッドソックスとドジャースの両球団から、ムーキー・ベッツ、デービッド・プライス、アレックス・ベルドゥーゴらを含むトレードが正式に発表され、ドジャースは球界を代表するスター外野手のベッツを獲得することに成功した。また、ドジャースとツインズによるトレードも正式発表され、メジャー5年目のシーズンを迎える前田健太は、4年間プレイしたドジャースからツインズへ移籍することになった。

ドジャースは「外野手のアレックス・ベルドゥーゴ、マイナーリーグの内野手のジーター・ダウンズ、マイナーリーグの捕手のコナー・ウォンとの交換でボストン・レッドソックスから外野手のムーキー・ベッツ、左腕のデービッド・プライス、金銭を獲得しました」と発表。直後には「ようこそムーキー・ベッツ!」「ようこそデービッド・プライス!」とツイートし、両選手の加入を歓迎した。ドジャースはベッツの今季の年俸2700万ドルを全額負担するだけでなく、プライスの残り契約(3年9600万ドル)の半分を負担する見込みとなっている。レッドソックスはこのトレードにより、今オフの最大の目標であった年俸総額の大幅削減を達成することになった。

ドジャースはさらに、ベッツのトレードの正式発表から約1時間後に、「右腕の前田健太、マイナーリーグの捕手のジェアー・カマルゴ、金銭との交換でミネソタ・ツインズから右腕のブルスダル・グラテロル、マイナーリーグの外野手のルーク・レイリー、2020年ドラフト全体67位の指名権を獲得しました」と発表。ツインズは「ミネソタへようこそ、マエダ!」と写真付きでツイートし、前田の加入を歓迎した。ツインズが獲得する金銭は1000万ドルであることが報じられており、この金額は先発登板数と投球イニング数に応じて前田が獲得する出来高の満額と一致する。よって、ツインズは前田を1年間先発ローテーションに固定することを見据えているのかもしれない。

© MLB Advanced Media, LP.