DバックスがGG賞遊撃手・アーメッドと4年3250万ドルで契約延長

日本時間2月11日、ダイヤモンドバックスは今季終了後にフリーエージェントとなる予定だった正遊撃手、ニック・アーメッドと2023年までの4年契約を結んだことを発表した。この4年契約でアーメッドに保証されている金額は3250万ドルであることが報じられている。2018年から2年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、打撃面でも着実な成長を見せている遊撃手は、来季以降も引き続きダイヤモンドバックスの一員としてプレイすることになった。

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールなどがアーメッドの契約について詳細を報じており、契約ボーナス150万ドル、今季の年俸600万ドル、来季の年俸750万ドル、2022年の年俸750万ドル、2023年の年俸1000万ドルを合計して3250万ドルとなる。また、ゴールドグラブ賞を受賞するかオールスター・ゲームに選出された場合、翌年の年俸が50万ドルアップするようだ。アーメッドがフリーエージェント市場に出るのは2023年シーズン終了後となる。

昨季のアーメッドは自己最多の158試合に出場して打率.254、19本塁打、82打点、8盗塁、OPS.753を記録。安打(141)、得点(79)、三塁打(6)、本塁打、打点、四球(52)、盗塁などの各部門でキャリアハイを更新し、打率、出塁率(.316)、長打率(.437)、OPSはいずれも自己ベストの数字だった。また、遊撃守備では守備防御点+21を記録した前年に続いて+18の好成績をマーク。Statcastのデータをもとに算出されるOAA(Outs Above Average)でも前年の+29(メジャー最高)に続いて+16(同3位タイ)をマークし、2年連続となるゴールドグラブ賞を受賞した。

マイク・ヘイゼンGMは「彼は球界最高の守備的な遊撃手だと思う」と語り、アーメッドの実力を高く評価。マディソン・バムガーナー、スターリング・マーテイ、コール・カルフーンらを獲得して「打倒・ドジャース」を目指すダイヤモンドバックスにとって、アーメッドが不可欠な戦力であることは間違いない。

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