ヘリ搬送で新生児救え 熊本市民病院で受け入れ訓練

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熊本市民病院の訓練で、ヘリコプターから保育器を降ろし、病院内へ搬送する医師や県防災消防航空隊ら=11日、熊本市東区

 熊本地震で被災し昨年10月に移転開院した熊本市民病院(東区東町)は11日、屋上に新設したヘリポートを使い、ヘリコプターで搬送された新生児を受け入れる訓練を実施した。

 同病院は、高度新生児医療や疾患のある妊婦に対応する総合周産期母子医療センターに指定されている。旧病院(同区湖東)はヘリポートがなく、江津湖近くの広場に着陸させた後、救急車で約20分かけて搬送していた。ヘリポートの新設により、着陸から数分でNICU(新生児集中治療室)に運び込めるようになった。

 訓練は、体重2500グラム未満で呼吸障害のある新生児が、県内遠隔地の医療機関から県防災消防ヘリ「ひばり」で搬送されるという想定。医師や看護師、県防災消防航空隊ら約20人が参加した。

 新生児内科の医師がヘリに乗り込み、市民病院に到着後、新生児を保育器ごとNICUに運ぶ手順を確認した。

 高田明院長は「緊急時のヘリ搬送は非常に重要。航空隊に詳しく説明してもらい手順が分かった」と話した。(豊田宏美)