ドローンレーサー成長中 府中東高、県内公立高初のチーム

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ドローンのレースチームを発足させた府中東高の生徒たち

 府中東高(府中市土生町)に、広島県内公立高で初の小型無人機ドローンのレースチームが誕生した。福山市中心部で5月にある「福山ばら祭2020」で初開催されるレース出場が当面の目標。メンバーは、ドローンの普及に取り組む団体から指導を受けながら、レース出場に必要な資格取得や操縦訓練に励んでいる。

 チームは同高の部活動「工業クラブ」に所属する1〜3年計9人。昨年5月に始まった、操縦方法や航空法の基礎知識を学ぶ選択科目がきっかけ。県ドローン協会(福山市)の岡田秀一技術顧問と会員の先城伸二さん、ドローン製造のエールリンクス(府中市)の北川慶祐社長たち深い知識を持った講師がそろい、興味が深まった。

 レース出場に欠かせない第4級アマチュア無線技士の資格を取得した受講生が集まり、部活の一環としてチームを10月に結成した。ただ、全員が高校入学までドローンに触れた経験がないため、同高グラウンドや柔道場などで、八の字や円を描くなどの基礎練習を繰り返す。

 道の駅びんご府中(府川町)に昨夏オープンしたドローン工房でも、運営者から機体の作り方を教わったり、レースをしたりして腕を磨いている。ただ、レース出場に必要な装備をそろえるには5、6万円かかるのが悩み。大半の部員が自前のドローンを持っていない。

 「操縦は迫力があって面白い。まずは機体をそろえてレースに出るのが目標」と、チーム発起人の1年村上拳斗さん(16)。中高生レーサーの育成支援のため、3月23日まで寄付を募っている市のふるさと納税型クラウドファンディングに、メンバーたちは期待する。

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