ゲーム通じて税金学ぶ 大村で「まち歩き人生ゲーム」

ゲームを通じて税の役割について学ぶ参加者ら=大村市、森園公園

 ゲームやクイズを通じて税について理解を深める「まち歩き人生ゲーム」が9日、大村市の森園公園などであり、小学生と保護者ら約220人が参加した。
 諫早大村法人会が開き、長崎大教育学部の学生25人がボランティアスタッフとして参加。ゲームはすごろく形式で、「税金の無い世界」で模擬紙幣をより多くためるというルールで実施した。
 参加者は出た目によって「消費税率が世界で一番高い国は」「原動機付自転車は軽自動車と同じ税金が掛かるか」などの問題を解き、模擬紙幣を増やしていった。一方で「家に強盗が入り、警察の捜査に3万円払う」「家が火事になって、消火に5万円払う」などのマス目もあり、税金が無い世界では公共サービスに多額の負担が求められることを学んだ。
 大村消防署や大村署も訪問し、クイズを通して消防隊員や警察官の仕事について学習。参加した市立旭が丘小5年の村林結衣さん(10)は「温泉に入るのにも税金が掛かっているなんて初めて知った。これからも税について勉強したい」と話した。

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