カブスが正二塁手候補・キプニスとマイナー契約へ

MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、カブスはフリーエージェントの二塁手、ジェイソン・キプニスとのマイナー契約が成立目前となっているようだ。キプニスがメジャーのロースター入りを果たした場合、年俸100万ドル+出来高の契約になるという。身体検査を経て、無事に契約が成立すれば、キプニスは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、正二塁手争いに加わることになりそうだ。

シカゴ北部の郊外で生まれ育ったキプニスは、イリノイ州のグレンブルック・ノース高校に通い、インディアンスの一員としてメジャーリーガーになり、ワールドシリーズではカブスの本拠地リグリー・フィールドで本塁打を放ったこともある。そのキプニスが、インディアンスで過ごした9シーズンを経て、地元球団のカブスでプレイする機会を得ることになった。

インディアンスからフリーエージェントとなった現在32歳のキプニスには、ホワイトソックスやアスレチックスからの関心も報じられていたが、キプニスは地元球団のカブスで正二塁手争いに加わることを選択。現時点では右打ちのデービッド・ボーティが最有力候補と見られており、左打ちのキプニスはボーティに代わるレギュラーとしてはもちろん、ボーティとのプラトーン要員としてもロースター入りのチャンスがあるだろう。ベテランのダニエル・デスカルソや有望株のニコ・ホーナーもライバルとなる。

昨季のキプニスは、121試合に出場して打率.245、17本塁打、65打点、7盗塁、OPS.715を記録。9月中旬に右手の有鉤骨を骨折してシーズンを終え、年俸1650万ドルの球団オプションを行使されなかったため、バイアウトの250万ドルを得てフリーエージェントとなった。2013年と2015年にオールスター・ゲームに選出。2016年は打率.275、23本塁打、82打点、15盗塁、OPS.811の好成績をマークし、不動の正二塁手としてインディアンスのリーグ優勝に貢献した。

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