コード化点字ブロックを用いた情報案内実証実験を金沢市役所を起点に金沢21世紀美術館周辺歩道で行います

金沢市役所エントランスホールではコード化点字ブロックに連携した、観光地360度動画や視聴体験も実施

金沢工業大学工学部情報工学科 松井くにお教授(専門:人工知能)の研究室では、コード化点字ブロックを用いた情報案内実証実験・キーワードラリーを令和2年2月15日(土)10時から15時まで、金沢市役所を起点とした金沢21世紀美術館周辺歩道で行います。

敷設されたコード化点字ブロックをスマートフォンでかざすと、文字と音声情報が得られます。音声情報はまちなかでも音声が聴きやすいよう、骨伝導ヘッドフォンを使用する予定です。敷設された17か所のコード化点字ブロックの案内情報のうち、10か所にはキーワードが入れてあり、10個のキーワードを探し出せばラリーは終了となります。

実証実験のスタート時間は10時30分、11時30分、12時30分、13時30分、14時30分の5回。健常者や視覚障がい者など十数名が体験を予定しています。説明員同行で金沢21世紀美術館周辺歩道をほぼ一周する形で行い、ラリー終了後は、システムの使い勝手に関するインタビューを実施し、今後の改善に活かします。

また当日は金沢市役所内エントランスホールで、コード化点字ブロックに連携した「金沢駅鼓門」「武家屋敷」「石川門」「ひがし茶屋街」の360度動画の視聴体験も実施します。近い将来の5G通信を見据えたリアルガイドブックで、今回は4Gで実施しますが、将来的にはより解像度の高い4Kや8Kでリアルタイムの観光地が金沢駅などにいながら見れるようになります。

悪天候の場合は2月16日(日)に変更します。

広坂交差点での表示イメージ
敷設されたコード化点字ブロックをスマートフォンでかざすと、文字と音声情報が得られる

金沢21世紀美術館周辺にコード化点字ブロックを17か所設置。
キーワードを10個探し出せばラリーが終了する