北村有起哉が中村倫也と丁々発止! ちょっと残念な警部役で「美食探偵」参戦

中村倫也主演による4月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「美食探偵 明智五郎」(日曜午後10:30、開始日未定)で、中村演じる明智五郎を邪魔者扱いするくせに、結果助けられてしまう警視庁のベテラン警部・上遠野透役に北村有起哉が決定した。北村は「このドラマ、どうなるか想像がつかないな…というのが最初の印象です。中村くん、小芝さん、小池さんとフレッシュなメンバーが中心なのですが、キャストだけ見て参加させてくださいと決めました」と共演者が出演の決め手となったことを明かした。

本作は、人気漫画家・東村アキコ氏によるコミックを映像化したサスペンスドラマ。中村演じる容姿端麗だが超変わり者で美食家の探偵・明智五郎が、相棒の小林苺(小芝風花)とともに、類いまれなグルメに関する知識を使って殺人事件を解決していくストーリー。“探偵と殺人鬼”という対立関係でありながら“ひかれ合う男女”でもある明智と殺人鬼のマリア(小池栄子)との関係も描かれていく。

今回、北村が演じる上遠野透は、警視庁捜査一課のベテラン刑事で、明智に事件捜査に首を突っ込まれるのを嫌がるものの、結果助けられてしまう残念な男。明智に頼んで月イチの食事会「東京美食倶楽部」に入れてもらうが、グルメにはからきし弱く、東京で長年刑事の仕事をしているのに、いまだにバリバリの土佐弁で話すという役柄。ダークな殺人事件を描く物語の中で、土佐弁を駆使した上遠野と明智との丁々発止のやりとりは、笑って楽しめる見どころのひとつだ。

北村は役柄について「まだ役柄を完全につかみ切れてはいないのですが、実はつかむ必要もないかな…と(笑)。というのは、その時の直感やノリ、空気で何が生まれるか…という撮影現場での瞬発力を重視して演じたいと思っているので。上遠野の役割としては、頭が切れてちょっと変わった明智というキャラクターをどう引き立てるかが大事」と語り、「とにかく派手に、にぎやかに一緒にお芝居を楽しみたいです。あとは…土佐弁が大変です。方言手当が欲しいですね(笑)」と方言に苦労している様子。また原作を「楽しく読んだ」という北村は、「女性だけでなく、男性も楽しめる作品だと思います。結構エグイ内容も描かれているので、ドラマでどう表現していくのか…それも楽しみですね」と期待を口にし、「共演の皆さんも芝居が達者な人ばかりなので、ぶっ飛んだ設定もアドリブに対しても怖いモノなしだと思いますし、今のドラマの枠をはみ出すような作品ができるのではないか…と思っています。とにかくお芝居を楽しみにしていただきたいですね」とアピールした。

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