Heavy Readingが実施したアンケート調査の結果、今後3年以内に従来の保守的な通信業界に抜本的な変化が期待されていることが明らかに

Heavy Reading実施アンケート調査の結果、保守的な通信業界に抜本的変化が期待されていることが明らかに

Heavy Readingが実施したアンケート調査の結果、今後3年以内に従来の保守的な通信業界に抜本的な変化が期待されていることが明らかに

・モバイルトラフィックの急激な増加やルーティングソリューションの更新サイクルに対応し、ネットワークコストを削減するため、サービスプロバイダーのネットワークアーキテクチャの大幅な転換が業界全体に導入されることが予測される

・AT&T、Telefonica、楽天モバイルなどの大手通信事業者により、ハードウェアとソフトウェアの分離がすでに公認されている現状を踏まえ、通信事業者に勤務する社員の半数近くが、勤務先企業が自社のIPネットワークの抜本的な変化に乗り出すと予想していることがDriveNetsが依頼した調査で明らかとなった

AsiaNet 82858

イスラエル、ラーナナ、2020年2月13日 ―ネットワークソフトウェア企業DriveNets (https://drivenets.com/)は本日、Heavy Readingによって実施された今後のサービスプロバイダーのネットワーク環境に関するアンケート調査の結果 (https://get.drivenets.com/heavy-reading-the-future-of-ip-networking-thank-you/)を発表しました。本調査は、早い段階で示されたcoreおよびedgeネットワークの分離に対する商業的関心を定量化し、OCP(Open Compute Project)に対して分離分散型基盤(DDC)仕様をリリースすることでAT&Tが率先して切り拓いた変化への道を支援するものです。

「分離に対して関心が高まっていたことについては認識していましたが、通信業界が自社のIPネットワークの抜本的変化に向けこれほどまでに体制を整えているとは驚きでした。今回のアンケート調査の結果からは、ネットワークの収益性を改善し、ネットワークに対する今後の需要を満たすための拡張を効率的に進めるため、世界的に通信事業者がオープンテクノロジーとソフトウェアベースのソリューションに相当力を注いでいることが明らかとなりました」とHeavy Reading、主任アナリスト、スターリング・ぺラン(Sterling Perrin)はコメントしています。

サービスプロバイダーは、収益性を維持することに苦戦する一方で、サービスとスピードに対する高まる需要に直面しています。そして今解決策を見出すために何らかの教訓を得ようと、従来のデータセンターソリューションから脱し、ハードウェアとソフトウェアリソースの仮想化の分離および標準のホワイトボックスの活用にシフトすることにより、類似の課題を解決したクラウドハイパースケールデータセンターに目を向けています。DriveNetsが委託した調査報告書より、ハイパースケールデータセンター(ハイパースケーラー)がクラウドを構築したのと同じ方法でIPネットワークを構築するためにサービスプロバイダーが分離を目指しているため、業界全体でベンダーロックインの時代の終焉が迫っていることが明らかとなりました。

主な調査結果:

・サービスプロバイダーのネットワーク環境の変化は避けられない:アンケート調査の回答者の半数近く(46%)が、3年以内に勤務先企業のIPネットワークアーキテクチャの抜本的変化を期待している一方で、30%が勤務先企業はまだ今後の方向性を決めかねていると回答している。抜本的変化は期待していないと回答した回答者はわずか20%だった。

・何が変化の推進力になるかという問いに対して1番回答が多かったのが「利益を維持するためにネットワークコストを削減する必要性」、2番目は「トラフィック増加に対応するための拡張」、3番目は「自社ネットワークの複雑さの緩和」だった。

・ソフトウェアがベンダーロックインに取って代わる:新規ベンダーを選択する際に重要な選択基準として最も多くの回答者(52%)が「ソフトウェアベースのネットワークソリューション」と回答した。2番目に回答者が多かった(40%)選択基準は「ハードウェアとソフトウェアの分離」だった。「現行のIPベンダーであること」と回答したのはわずか27%で、優先度が低いことが明らかとなった。

「これらの調査結果は、この30年間ほとんど変化していない業界の中で私たちが体験している世界的な動向を浮き彫りにしています。当社は、ティア1サービスプロバイダーのお客様やエコシステムのパートナー企業から市場がオープンモデルにシフトしていると聞いています。DriveNetsは、Broadcom、Ufispace、Delta、Edgecoreなど大手ODMのエコシステムを有し、市場最大規模の分離型ルーティングクラスタを支援する「ネットワーククラウド」を提供することで分離分散型基盤(DDC)対応のソリューション開発をリードしています。DriveNetsが、新たな分離型ネットワーク市場において主要ベンダーとしての立場を確立するため十分な体制を整えられていることを嬉しく思っています」とDriveNetsの共同設立者兼CEO、イド・スーザン(Ido Susan)はコメントしています。

DriveNetsは、2月18日午後3時(グリニッジ標準時)からTelecoms.com (https://event.on24.com/eventRegistration/EventLobbyServlet?target=reg20.jsp&partnerref=DRIVENETS1&eventid=2187768&sessionid=1&key=8B0189812AD0BFC882FFDCE3504DB94E®Tag=&sourcepage=register)で実施されるウェビナーで、Heavy Readingのスターリング・ぺラン(Sterling Perrin)と共に調査結果の詳細を分析する予定です。またDriveNetsは、2月12日に開催される22回目となるTech Field Day (https://techfieldday.com/event/nfd22/)で発表を行うことも予定しています。

Heavy Readingについて
Light Readingの調査事業部門であるHeavy Readingは、通信業界の最新の動向について徹底した分析を実施し分析結果を通信事業者、テクノロジーサプライヤー、投資家に提供しています。極めて重要な次世代テクノロジーやサービスに関連する問題を指摘する詳細な報告書、通信業界の最も重要なテクノロジー部門に的を絞った市場追跡サービス、今後の購入および導入計画を見出すことを目的とした通信事業者の意思決定者を対象とした世界規模の限定アンケート調査の実施、世界の通信業界で競争を勝ち抜くために必要な市場に関する情報を提供するお客様に合わせた幅広いコンサルティングサービスなどで構成される製品ポートフォリオを展開しています。

DriveNetsについて
DriveNetsは、通信サービスプロバイダー(CSP)が通信業界市場最大規模の需要急増を首尾よく利益に転換し、技術モデルと経済モデルを変更することで収益性を大幅に向上できるよう支援しています。DriveNetsは、ハイパースケールデータセンター(ハイパースケーラー)のアーキテクチャモデルを通信業界のネットワークに導入することにより、20年前から変わらず使用され続けている従来のネットワークアーキテクチャを一変する「ネットワーククラウド」というソリューションを提供しています。ネットワーククラウドは、標準のホワイトボックス上で実行するクラウドベースのソフトウェアで、ネットワーク運用モデルを劇的に簡素化し、はるかに安価なコストで通信業界の事業規模に最適なパフォーマンスを実現します。

DriveNetsは、通信業界で確かな実績を誇る2人の起業家、イド・スーザン(Ido Susan)とヒレル・コブリンスキー(Hillel Kobrinsky)によって設立された企業です。スーザンは、SON(Self Optimizing Network/自己最適化ネットワーク)を発明した企業Intucellの共同設立者としての経歴を有しています。同社は2013年4億7,500万ドルでCiscoに買収されました。コブリンスキーは、ウェブ会議の専門企業Interwiseを設立した経歴を有しています。同社は1億2,100万ドルでAT&Tに買収されました。

メディア関係者お問い合わせ
ジュディス・アーカッシュ(Judith Arkush)
judith@siliconvpr.com

(日本語リリース:クライアント提供)