メイビンが古巣・タイガースに復帰 年俸150万ドルの1年契約

日本時間2月13日、右翼手を必要としていたタイガースは、フリーエージェントの外野手、キャメロン・メイビンと1年契約を結んだことを発表した。契約条件は1年150万ドルで、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、最大130万ドルの出来高が設定されているようだ。現在32歳のメイビンは、メジャーデビューイヤーの2007年と2016年にもタイガースでプレイしており、タイガースに在籍するのは4年ぶり3度目となる。

タイガースのアル・アビラGMは、メイビンについて「キャメロンはダイナミックな外野手で、守備面でも攻撃面でも頼りになる男だ。彼の経験値は(若手の多い)我々の打線のなかで貴重な存在になると思うし、彼をタイガースに呼び戻すことができて嬉しいよ」とコメント。メジャー歴13年、タイガースを含む8球団でプレイしてきた男の活躍に期待を寄せた。

昨季のメイビンは、4月下旬に金銭トレードで加入したヤンキースで82試合に出場し、打率.285、11本塁打、32打点、9盗塁、OPS.858をマーク。故障者が続出したチームのなかで出場機会を確保し、特に前半戦は42試合で打率.314、5本塁打、OPS.891の活躍を見せた。FanGraphsが算出するWARでは1.6を記録し、タイガースの野手で昨季これを上回る数字を記録したのは、ニコ・グッドラム(1.9)だけである(ビクトル・レイエスがメイビンと同じ1.6を記録)。

今季のタイガース外野陣は、レフトにクリスティン・スチュワート、センターにジャコビー・ジョーンズ、そしてライトにメイビンが入る布陣が予想される。昨季69試合で打率.304をマークしたレイエスもいるが、首脳陣はレイエスを1つのポジションに固定するのではなく、外野3ポジションでフレキシブルに起用することを考えているようだ。

なお、タイガースはメイビン獲得に伴い、ロースターの枠を空けるためにトミー・ジョン手術からのリハビリ中のマイケル・フルマーを60日間の故障者リストに登録している。

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