キヤノン、ファインダーを強化したデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X10i」

©株式会社 音元出版

キヤノンは、デジタル一眼レフカメラの新製品として「EOS Kiss X10i」を4月下旬に発売する。価格はオープンだが、税抜105,000円前後(ボディのみ)、税抜145,000前後(ダブルズームキット)での実売が予想される。

「EOS Kiss X10i」

有効約2,410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジンにDIGIC8を搭載するデジタル一眼レフカメラ。同社エントリー機種「X10」の上位機種として、中級モデル「90D」に迫るファインダー性能などを備える。動画はクロップとなるが最高で4K(23.98P/25P)に対応する。

ファインダー撮影でのAFポイントはオールクロスの45点で、約22万画素のRGB+IR測光センサーを採用する。TTL開放測光で18×12の216分割に対応し、ファインダー撮影でも顔認識が可能なほか、露出補正の精度が向上。顔検出後にAF追尾する「EOS iTR AF」も備える。

ライブビュー時はデュアルピクセルCMOS AFによって、横約88%・縦約100%のエリアにおいて最大143分割でのAFが可能。またAF枠表示の表示遅延を少なくすることで、被写体の移動に合わせてAF枠が追従。これにより、EOS Rの最新ファームと同等の精度の高い動体撮影が行えるとする。なお、動画撮影ではコントラストAFとなる。

連続撮影ではライブビュー撮影時(AF固定)に最高約7.5コマ/秒に対応する。ファインダー撮影(AF追従)では最高約7.0コマ/秒の撮影が可能。最高シャッタースピードは1/4000秒(メカ/電子先幕)に対応する。感度は静止画で常用ISO25600、拡張で最大ISO51200相当。

操作面では、Kissシリーズとして初めて、独立した「AF ONボタン」、画像送りや設定変更が行える「サブ電子ダイヤル」を背面に搭載する。また、背面モニターは3.0型の約104万ドットのバリアングル式で、タッチ操作も行える。Wi-FiとBluetoothも搭載し、外形寸法は約131.0×102.6×76.2mmで、質量は約515g。

「サブ電子ダイヤル」
「AF ONボタン」

そのほか、新サービス「image.canon」と連動した自動バックアップ機能に対応する。帰宅後にカメラの電源をいれておくだけで差分をPCへ自動送信し、image.canonの各サービスを利用できる。同サービスは、これまでのオンラインフォトアルバム「CANON iMAGE GATEWAY」から移行するもの。撮影したデータを30日間容量無制限で保管できるだけでなく、10GBの保存容量とサムネイル画像(300万画素)の無期限保存に対応する(1年ごとのログインが必須)。

さらにimage.canonでは、サービスを介することでPCの内蔵ストレージに加えて、Google DriveやAdobe Cloudなどのクラウドサービスに自動転送/ダウンロードが可能。今後はクラウドRAW画像編集機能や、フォトブックとの連携拡大などの強化も予定しているという。