F1復帰を果たしたオコン「R.S.20のフィーリングを確かめたい」リカルドとともに躍進なるか

 2020年型マシン『R.S.20』のイメージ画像の一部を公開したルノーF1チーム。この2020年シーズンは、チーム在籍2年目を迎えるダニエル・リカルドと、2年ぶりにF1のシートを獲得したエステバン・オコンを起用して、トップ3チームに次ぐコンストラクターズランキング4位の獲得に向けて戦うことになる。

 ルノーに移籍した初年度はドライバーズランキング9位という成績を残したリカルド。2019年は多くのことを学んだと振り返り、これまでの経験を楽しんでいると語った。

「フルシーズンをともに過ごしたあとだから、チームによりいっそう溶け込めるだろうと楽しみにしている。その点では物事はもっと簡単になるだろうね。僕は自分自身について、そして間違いなくチームについても多くを学んだよ」

「自分が学んだなかでも最も重要なことのひとつは、F1のパドックで最も優れた人間に頼るのではなく、チームの各個人の能力を最大限に引き出すことが必要だということだ。最も緊密に仕事をする人たちについては、彼らがベストな状態で仕事ができるよう、そしてベストな能力を出せるように手助けをすることが重要だ」

「そして僕がレースの日に最高のパフォーマンスをどこで発揮できるのかを見いだすこともそうだ。僕はこれまでのこの経験を楽しんできているし、ルノーとともに積み上げてきたものがある」

 一方チームメイトのオコンは、2年ぶりのF1復帰となる。2018年シーズンを最後にフォースインディア(現レーシングポイント)のシートを失ったオコンは、1年間メルセデスのリザーブドライバーを務め、2020年にルノーのシートを掴んだ。

 そんなオコンはレースに出ることを楽しみにしているといい、R.S.20のフィーリングを確かめたいとコメントを寄せた。

「とても興奮しているし、バルセロナで新車をテストするのが待ちきれないよ。準備には長い時間をかけたから、挑戦への準備は整っていると感じている。1年間待って、自分がここにいたいと望む場所に戻り、またレースに出ることが本当に楽しみだ」

「2020年のマシンには多くの新しいアイテムが装備されていて、スタッフはさらにパフォーマンスを出そうと懸命に作業してきた。F1では細部がすべてだ。僕はR.S.20のあらゆる点を目にしてきたよ」

「デザインを見ることも楽しみだけど、次にやりたいことは、マシンに乗り込んでフィーリングを確かめることだ」

© 株式会社三栄