冬型続かず寒気南下弱い 2月後半は特に気温高く 1か月予報

気象庁は13日(木)、向こう1か月(2/15~3/14)の天候の見通しを発表した。冬型の気圧配置が長続きせず寒気が南下しにくいため、向こう1か月の気温は全国的に高く、日本海側の降雪量は平年より少ない見込み。北・東・西日本は2月の後半に、気温がかなり高くなりそうだ。

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁HP

 向こう1か月の降水量は、寒気の影響を受けにくいため、東日本の日本海側で平年並みか少なく、日照時間は、東・西日本の日本海側で平年並みか多い予想となっている。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、向こう1か月の降水量は少なく、日照時間は多くなりそうだ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁HP

 週ごとの予報によると、1週目(2/15~2/21)の気温は北・東・西日本で高いが、寒気の影響を受ける沖縄・奄美は平年並みか低い見込み。北・東日本の太平洋側では、低気圧や前線の影響で、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

1か月予報(降雪量)。出典:気象庁HP

 2週目(2/22~2/28)は、冬型の気圧配置は長続きしないため、気温は全国的に平年よりかなり高い見通し。東・西日本の日本海側は寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨(雪)の日が少ない見込み。また、沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。

 3~4週目(2/29~3/13)も冬型の気圧配置は長続きせず、全国的に高温傾向が続く可能性が高い。気温は全国的に高い見込み。天候は、冬型の気圧配置が長続きしない北・東・西日本の日本海側と、高気圧に覆われやすい沖縄・奄美で少雨多照傾向が見込まれる。

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