なぜ今? フジテレビが「不倫」に便乗して『複数恋愛』を後押し!? 予想通りの反響で複数と愛し合う人々が袋叩きに!

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東出昌大と唐田えりかの「匂わせ不倫」、喜多村緑郎と鈴木杏樹らの「勇み足不倫」など、不倫報道が花盛りです。また本サイトが報じた通り、ビートたけしは「不倫婚」で、亡くなった野村さん夫妻は「ダブル不倫婚」だったわけで、ここ最近のニュースは、コロナウィルス騒動を除けば、「不倫」だらけといっても過言ではないでしょう。

そんな不倫ラッシュのさなか、フジテレビが「複数恋愛=ポリアモリー」の特集を放送したのです。このタイミングで特集すれば、炎上することは文字通り火を見るより明らかでした。

特集したのは2月13日の『とくダネ!』のコーナー「古市憲寿の1パーセントの社会学」。そこで「社会学者」の古市さんが、ポリアモリーの当事者カップルたちに話を聞いていくのですが、「不倫や浮気とは違う。単なる性嗜好的なものではない」として、内容はLGBT問題と同じように扱って一見真面目に特集しているわけです。

ただ、この不倫ラッシュの渦中です。思いっきり便乗しているわけです。

視聴率を狙うのは民放として当然かもしれませんが、悲惨なのは真面目に出演された当事者の方々です。ネットを中心に叩かれまくっているのです。

「不倫を肯定しているとしか思えない」

「堂々と不倫してるって…気持ち悪い」

「何でも病気にすれば許されるのか?」

「みんなブスばっかりで承認欲求の塊」

「乱れた性の家庭の子どもがかわいそう」

本来、「ポリアモリー」は不倫や浮気といった「同意なき複数恋愛」とは一線を画し、関係する人全員の同意(積極的にせよ消極的にせよ)の上で、複数の相手(異性とは限らない)を同時に等しく本気で愛する形(可能かどうかは別にして本人たちの心の問題)です。

なかには、結婚したうえで、夫(妻)と彼(彼女)と子ども(いずれの子の場合もある)と一緒に生活する人たちもいます。

一部では認知されつつあった用語ですが、本人たちも「自分は病気じゃないか」「ただの好きモノじゃないか」と苦しんできた方も多いようです。

それでも出演したのは、きっと「社会学者が真面目に話を聞く番組」だからOK(顔出しの方がほとんど)したのだろうことは容易に想像がつきます。

しかし、この不倫報道が花盛りのタイミングで投下され、結果、ポリアモリーの方々に対するバッシングが沸き起こったわけです。

番組にとっては想定外の反応だったのでしょうか? いえ、きっと狙い通りの「炎上商法」だったのでしょう。

理解はできなくても否定はしない…そんな心を持ちたいものです。(文◎編集部)

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