西武今井、紅白戦で圧巻の最速149キロ&2回0封 「2桁勝つことが求められている」

紅白戦に先発した西武・今井達也【写真:安藤かなみ】

白組先発の今井は2回を1安打無四球無失点投球だった

 西武が宮崎・南郷スタジアムで行っている春季キャンプ第3クール3日目の13日、今季初めて紅白戦を行った。白組先発の今井達也投手が2回1安打無失点の快投で、開幕ローテ入りに前進した。白組は2回に新外国人ショーン・ノリン投手から佐藤龍世内野手がチーム1号となる左越え2ランを放つなど快勝した。

 今年初めての紅白戦で先発した4年目の今井は、立ち上がりから快調。先頭のコーリー・スパンジェンバーグに投じた3球目で、この日最速の149キロを計測するなどノビのある直球を投げ込んだ。2回を1安打無四死球に封じた今井は「真っすぐはもうちょっと。強さとか質がいいボールを投げれるように」と満足していない様子。それでも「四球がなかった。回の先頭を切れたのはよかった。ストライク先行で投げることができた」と手応えも口にしていた。

 今井は昨季、自身初の開幕ローテ入りも8月に腰痛で離脱。7勝を挙げたものの、目標としていた2桁勝利には届かず、不完全燃焼で終わった。「ローテで(1年間)回って、2桁勝つことが求められている。今年こそはという思いがある」とエースへの成長を誓っていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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