冬の移籍マーケットを終え、各クラブの後半戦に迎えた陣容はすべて整った。
しかしその中で、まだ契約が今季限りで切れてしまう状態のままになっている選手も…。
今回は『Sportskeeda』から「この夏にフリーエージェントとなる5名のスター選手」を取り上げる。
チアゴ・シウヴァ(PSG)
PSGでキャプテンを務めてきたチアゴ・シウヴァは、この夏に契約が満了となる予定だ。クラブとの間で更新に向けた交渉も行われておらず、退団の可能性はかなり高い。
35歳になったとはいえ、それでもトーマス・トゥヘル監督が考えるセットアップには欠かせない部分だ。2012年に加入して以来PSGで最も一貫性のある選手の一人である。
代理人は「建設的な話し合いが行われなければ、他のクラブの提案を聞かなければならない。現時点でPSGとの交渉はない」と話している。クラブ側の打診さえあれば、残留の可能性もありそうだが…。
ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム)
トッテナムのDFヴェルトンゲンは、2012年に加入して以来最終ラインで重要な役割を果たしてきた。クラブにとっては大きな資産であるし、信頼できるディフェンダーの一人であった。
この32歳のディフェンダーはかつて鉄壁の守備を見せていたが、このところはクラブの状況もあってややパフォーマンスを落としているときもある。
マウリシオ・ポチェッティーノ監督は「ヴェルトンゲンは40歳までトップレベルのサッカーをプレーできる」と太鼓判を押したが、恩師もチームを去ってしまった。彼もおそらく…。
ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)
ダビド・シルバはすでにマンチェスター・シティ最後のシーズンになると発表しており、今季限りで水色のユニフォームを脱ぐことになる。
シャイフ・マンスール時代のクラブで最も貢献を見せた選手の一人で、エティハド・スタジアムでは4回のリーグタイトルを含めてさまざまなカップを掲げてきた。
現在はアメリカ・メジャーリーグサッカーのインテル・マイアミに移籍するのではないかと言われているが、本人は故郷のクラブであるラス・パルマスで現役を終えたいと考えているそう。
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
2018年にバロンドールを手にした男であり、ワールドカップのファイナリストでもある。レアル・マドリーでもまだ中心選手であるが、この夏にはフリーエージェントになる可能性も。
昨年夏にはイタリア・セリエAのインテルが関心を寄せたと言われている。またダビド・シルバと同じくインテル・マイアミが接近しているとも言われており、多大な給与を支払う用意があるとも…。
彼はまだ34歳であり、数年間はトップレベルでプレーできる。最高の状態でキャリアを終えるため、どこを新天地に選ぶのか。あるいはレアル・マドリーに残るのか。
エディンソン・カバーニ(PSG)
イブラヒモヴィッチが抜けて以降、パリ・サンジェルマンのエースとして活躍してきたカバーニ。しかし今季はマウロ・イカルディの加入でその立場は大きく変化した。
かつてのようにサイドのポジションを与えられることもない彼は、1月にアトレティコ・マドリーへの移籍を希望したものの、チャンピオンズリーグ優勝を狙うクラブはそれを認めなかった。
契約が更新される可能性は極めて低いと考えられており、来季は新しいチャレンジに向かうだろう。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーも狙っているという。