味損なわない「漬け野菜」、和紙の室外機カバー 企業の「知恵」6件認定

©株式会社京都新聞社

五十家コーポレーションの漬け野菜

 京都商工会議所は、京都の地域性や企業独自の強みを生かしたビジネスを支援する「第11回知恵ビジネスプランコンテスト」のプラン6件を認定した。今回は57件の応募から、地元産野菜の活用や環境に配慮した製品などのプランを選び、これで認定プランは累計65件となった。

 飲食店・食品加工販売の五十家コーポレーション(京都市中京区)は、自社農園と地場契約農家の仕入れ体制と独自の調理法で「漬け野菜」を開発。野菜本来の味や栄養素を損なわない新たな野菜ジャンルを構築して販売を展開している。

 一級建築士事務所ターボ設計(伏見区)は、建築設計とITノウハウを掛け合わせ、AR技術を使った建築前提案システムを展開。スマートフォンなどで現場でかざすと完成後の内外観の3Dイメージを体感できる。

 雑貨小売のイノブン(下京区)は、雑貨や家具の仕入れネットワーク、ライフスタイル提案などのノウハウを生かし、不動産に生活空間を演出するホームステージング市場に進出。ブランド力や情報発信力を基に不動産会社などにサービスを提供する。

 関西巻取箔工業(左京区)は、千分の1ミリ単位でインクの厚みを制御し、均一に塗工された顔料箔を開発。有毒な揮発性有機化合物が発生しない熱転写などのドライコーティング製品として現場のリスクと環境負荷の少ない強みを生かし、自動車や家電製品などへ本格展開する。

 京都設備(南区)は、空調設備のノウハウを基に、景観に調和する和紙素材のエアコン室外機のカバーを開発。排熱、撥水、難燃、強度を考慮して和紙の軽さを生かし、日本の景観に合うデザイン性も実現した。

 農業生産法人西陣屋(亀岡市)は、九条ねぎ専門生産者の専門性とネットワークを生かし、廃棄されてきた九条ねぎの未利用部位である蕾(つぼみ)の商品化と食品メーカーへの卸売展開を図る。