熊本市立2高、教職員の負担減狙う 20年度にネット出願を導入

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 熊本市教育委員会は2020年度入試から、必由館、千原台の市立両高でインターネットによる出願受け付けを始める。教職員の負担軽減が狙いで、市教委によると、公立高のネット出願は全国初。

 これまでは中学校で生徒が手書きした願書と受験料を取りまとめ、高校に持参して提出していた。このため中学、高校の双方で、願書の記入漏れや受験料のチェック、受験者名簿の作成などの作業が必要だったという。

 ネット出願は、生徒や保護者が高校のホームページから、所定のフォーマットに氏名や生年月日など必要事項を入力すれば、受け付けが終了する仕組み。受験料は銀行振り込みのほか、コンビニやクレジットカードによる支払いで対応する。

 教職員の事務量が大幅に減り、現金を扱う必要もなくなる。受験者側も24時間いつでも出願できる。今後も現金と願書を持参する出願を認めるかどうかは検討する。

 市の20年度一般会計当初予算案に、システム使用料140万円を計上。市教委指導課は「教職員の働き方改革につながる取り組み。個人情報保護にも万全の対策を取る」と話している。

 県教委は「県立高のネット出願は現時点で予定していない」としている。(高橋俊啓)