公立高校の入試スタート 神奈川県内、全日制は平均競争率1.17倍

学力検査に臨む受験生たち=14日午前、横浜市中区の県立緑ケ丘高校

 県内公立高校の入学試験「2020年度共通選抜」が14日に始まり、全153校で緊張した表情の受験生たちが試験問題に向き合った。19日まで面接や特色検査が行われる。

 県教育委員会が志願変更締め切り時(6日)に発表した資料によると、学力検査の受験者数は全日制149校で計4万8275人。平均競争率は1.17倍で、競争率が最も高かったのは県立横浜翠嵐の1.97倍だった。募集人員に達しなかった学校は39校あった。

 定時制は27校に1477人(平均競争率0.55倍)、通信制は2校に368人(同0.30倍)がそれぞれ受験。合格発表はいずれも、28日に行われる。

 県立横浜緑ケ丘高校(横浜市中区)では、400人近くが受験。受験生は付せんがたくさんついた参考書などを手に正門をくぐり、真剣な表情で午前9時20分からの外国語(英語)の試験に取り組んだ。

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