日常でも使えて人気上昇中のバンコンをフォーカス！
今回のキャンピングカーショーでフォーカスしたのはバンコンです。バンコンとはバンコンバージョンの略、つまりライトバンに架装を加えたキャンピングカーのことです。非日常向けのクルマというイメージのあるキャンピングカーですが、バンコンの場合はそんなことないんです。
バンコンのベースとなるのは商用車として活躍するトヨタ ハイエース／日産 NV350キャラバンなど。大きく見えますが、実は日産 セレナ／ホンダ ステップワゴンなどのミニバンと同じくらいのサイズなので、取り回しもミニバンと変わらず。
それでいて人も荷物もたっぷりのせることができるので、バンコンであればキャンプ以外の日常シーンでも普通に使うことが出来ちゃいます。
キャンピングカーが欲しいけど、クルマは複数持てないし、モリモリと装備が載った専用車両はちょっと使いづらそう・・・と考えている人にとってはベストな選択肢になるでしょう！
そんな、カジュアルにキャンプや車中泊を楽しみたい人たちから人気上昇中のバンコン。1回目はキャンピングカーショー2020で見つけた女子にオススメのオシャレな内装のバンコンにフォーカスします！
オシャレなキャンピングカーはたくさんありましたが、その中でも女性が足を止めてじっくりとチェックしていたクルマを取り上げて行きます。
トイファクトリー／Casa Home Style Edition
まず紹介するのはトイファクトリーの新モデルCasa Home Style Edition。
テーマはCasa、スペイン語で家という意味です。落ち着きを感じさせる北欧テイストなアースカラー。お気に入りの雑貨などを並べたり、自分好みにできちゃう余白を残したデザインが大変オシャレ。
岐阜に本拠を置くトイファクトリー。地元の高品質な素材を用いているので、質感もバッチリでした。
例えばシンク周りのアクセントとして配置されたタイルは美濃焼を使用しているので繊細な美しさを楽しめます。
また床材には天然の東濃ひのきを利用しているため、落ち着く香りがほんのりと感じられたり、シートファブリックには織物で有名な尾州の高品質生地を採用しているため色合い・肌触りがとても良かったです。
車内で過ごす事が多いキャンピングカーですが、旅をより豊かにしてくれそう！と感じられました。
トイファクトリーで一番人気のBADENをはじめ、GT、LandTepeeの3グレードを展示されていましたので、それぞれを簡単に紹介していきます。
トイファクトリー／GT [CASA HOME STYLE EDITION]
クローゼットとしても使える便利なマルチルームを備えるGT。後部には常設2段ベッドを配置しており、上段は長さが180cm、下段は170cmと大人でも足を伸ばして寝ることが出来ちゃいます。
さらに対面式の食事スペースを展開すればさらに大人2名が余裕で寝られるベッドスペースも用意可能です。
大人4人でも快適に車中泊ができそうなので、ゆったりとした旅を楽しみたいファミリーに最適ではないでしょうか！
■GT［Casa Home Style Edition］
・価格：565万円（税抜）から
・乗車定員7名
・就寝定員4名
トイファクトリー／BADEN [CASA HOME STYLE EDITION]
トイファクトリーのフラッグシップのバンコンBADEN。対面式の食事スペース、リアには3名就寝可能な大型常設ベッドを配置されており、その下部も大容量の収納スペースも確保。それだけでなく天井収納庫も備えているんです。
後部には自転車や大きめなキャンプ道具なども載せられそうなので、アクティブな趣味と一緒に楽しめるクルマではないでしょうか！
■BADEN［Casa Home Style Edition］
・価格：565万円（税抜）から
・乗車定員7名
・就寝定員5名
トイファクトリー／LandTepee [CASA HOME STYLE EDITION]
300cm×170cmのクラス最大のフロアベッドや大人も就寝可能な折りたたみ式のシングルベッドも展開可能で、中央にはコンパクトで使いやすそうなギャレー（キッチンスペース）を備える「Land TePee」。
大容量の収納スペースや大型の冷蔵庫など、料理が快適に楽しめそうなモデルです。旅の途中で手に入れた材料を使って本格的な料理なんてのもできちゃいそうですね。
■LandTepee［Casa Home Style Edition］
・価格：538万円（税抜）から
・乗車定員7名
・就寝定員4名
WORKVOX／SEDONA LAKESIDE（セドナレイクサイド）
湖畔沿いのカフェにいながら、コーヒーの香りと共に本を読みながら過ごす。そんなことを思わせてくれるWORKVOX（ワークヴォックス）の作る爽やかなキャンピングカー。
やさしいブラウンの天板×ホワイトの塗装という色合いがカフェ風な雰囲気を高めていて、ベッドキットのシートがアイボリーであることで、室内も明るく開放感があります。
床や壁の木材がやさしい空間を作っていて、ホーローなどナチュラル系の雑貨が活きてきますね。
キッチンスペースには40リットルの大きめな冷蔵庫、着脱可能なセンターテーブルなどが装備されており、料理を楽しむことができそうです。
屋外でもカフェタイムを楽しめるように、スライド式の車外で使用できるテーブルなども備えています。気持ちの良い場所で、テーブルを広げながらゆったりと過ごす時間はきっと格別でしょうね。うーんオシャレ。
■SEDONA LAKESIDE（セドナレイクサイド）
・乗車人数：3名
・就寝人数：2名
ダイレクトカーズ／Retreat（リトリート）
リアルウッドの家具を配置し、隠れ家をテーマに作ったRETREAT（リトリート）。
リアスペースはサイドパネルからルーフまでリアルウッドを採用。ヴィンテージな雰囲気を漂わせていて、こちらもオシャレ！
生活に必要な最低限の荷物を載せて、クルマを拠点にミニマムでシンプルに生きていくライフスタイル。この「VAN LIFE」が欧米でかなりの人気となっており、それをハイエースで再現したとのこと。
このフルフラットベッドは、大人が寝るのに十分なサイズ（長さ180cm×幅80cm）で、車中泊も快適。ベッドマットを外せばウッド製ベンチとして使用できる。そして料理等をするのに便利なスライドテーブル、ベッドマットの下には小物類が整理できる収納スペースを用意。
後方サイドの窓にはプルターンテーブルが装備されています。このテーブルは室内でPCを使って仕事をしたり、調理をしたい時に大変便利そうです。
リモートワークをしながら旅をするとか、なんだか格好の良い姿が想像できてしまうクルマですね。
■Retreat（リトリート）
・価格：325万円（税抜）から
・乗車定員5名
・就寝定員2名～
ゆるキャン△の福原遥さんが選んだRetreat（リトリート）
今回のジャパンキャンピングカーショー2020でキャンピングカーアワードを受賞された女優の福原遥さんには、副賞としてキャンピングカーが1年貸与されることになりました。その際に選んだキャンピングカーが、こちらのリトリートでした。
「本物の木の内装がオシャレだし、なんだか出かけたくなります！」と福原さんはコメントしていました。
※キャンピングカーアワードとは、テレビや雑誌など多くのメディアを通して活動的にキャンプ・アウトドアの魅力を発信し、普及に多大なる貢献をする人物に贈られるモノ。今回で第8回目となる。
2020年3月には仙台、名古屋、大阪でキャンピングカーショーが行われます。キャンピングカーって意外とハードルが低そうと感じませんでしたか？ キャンピングカーショーに興味がなかった人もぜひ行ってみてくださいね！
次回予告
次回は「アウトドア女子必見！ 超オシャレなハイエースのキャンピングカー特集」の後編です！
特集するのはAtoZ（エートゥゼット）のアメリアシリーズやD.V.D デルタバンデザインのDarwinシリーズ、WHITEHOUSE（ホワイトハウス）の COM PASS Bit'Sです。
ナチュラル可愛い×使い勝手もバッチリで、女子にオススメなバンコンを特集しています。
掲載は2020年2月21日（金）の12時頃を予定しています！ 次回もお楽しみに！
毎週金曜日はGO TO OUTDOOR！
金曜日といえば「週末はコレをやるぞ」とソワソワしている方も多いでしょうが、一方で「どうやって週末を過ごそうかな」とまだ決まっていない方も少なくないでしょう。
そんな人に向けてちょっとお出かけしたくなるような記事を作っていこうという企画です。
金曜日のランチタイムに記事をアップしていきますので、ぜひチェックしてください！
［筆者：武内 祐徳（タケウチ ヒロノリ）］
最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス！
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