「ブラタモリ」アシスタントは浅野里香アナに! 先輩・桑子&林田アナからアドバイスも

NHKで4月から放送される新年度の主な番組の新キャスター発表会見が行われ、現在「ニュースウオッチ9」(月~金曜午後9:00)を担当する桑子真帆アナウンサーと、「おはよう日本」(月~金曜午前4:30、土曜午前6:00、日曜午前7:00)を担当する和久田麻由子アナが番組を入れ替わり、桑子アナが「おはよう日本」、和久田アナが「ニュースウオッチ9」を担当することが発表された。

桑子アナは「今とは生活がガラリと変わることになります。いま寝ていた時間帯に起きることになるので、内心不安はあるのですが、先ほど和久田さんから“早起きは三文の徳”だというアドバイスをいただきました。生活リズムを変えて頑張ります。『おはよう日本』は、多くの方は1日をスタートさせる時間帯にご覧になると思います。明るく前向きに1日をスタートしていただけるように微力ながら高瀬(耕造)さんとお手伝いしていきたいと思います。おちゃめな面があるすてきな高瀬さんと一緒にできることをうれしく思っています」とコメント。

引き続き「おはよう日本」を担当する高瀬耕造アナは「和久田さんのツッコミとしての才能を開花させたという自信を持って(「ニュースウオッチ9」を担当する)有馬(嘉男)さんに託すことができる。桑子さんが来て、グダグダになるんじゃないかなと少し心配がありますが(笑)、これからはチーム“まほぞう”ということで頑張っていきたいと思います」と抱負を述べた。

和久田アナは「この4月から6年間慣れ親しんだ、ホームの『おはよう日本』を離れ、『ニュースウオッチ9』を担当することになりました。1日の始まりから打って変わって1日が終わりにさしかかる夜のニュース番組になります。これまで以上にそのニュースの焦点は何なのか、肝の部分まで深掘りしてお伝えしていきたいと思います。楽しみなのは、有馬キャスターとスタッフとゼロから番組を作っていけること。ニュースの伝え方のゼロから議論に加わっていける。和久田はどこに焦点を当てているのかとキャスターとしての色もにじみ出せていけたら。番組に新しい空気を送り込んでいけたらと思っています」と意気込みを話した。

また、人気番組「ブラタモリ」(土曜午後7:30)では、18年4月からタモリのアシスタントを務めてきた林田理沙アナが卒業し、16年入局の浅野里香アナがアシスタントを務める。浅野アナは「今は札幌の放送局にいます。『ブラタモリ』の担当と聞いた時は、ドッキリかなと思い、手足が震えて、いまでもここに先輩の皆さんと立っていることが不思議なぐらいです。タモリさんとの旅を一緒に楽しみながら、地域の歴史や文化、風土地域に根ざした皆さんとお会いする中で、視聴者の皆さんと一緒に驚きや感動を共有したいと思っています」と緊張気味に語り、「(過去にアシスタントを務めてきた)桑子さんや林田さんにアドバイスをいただきまして『気負わずにタモリさんとの旅を楽しめば大丈夫』と言われましたので、その言葉を大切にして番組にかかわっていきたと思います」と決意を語った。

そして「首都圏ネットワーク」(月~金曜午後6:10)の担当となる林田アナは、「2年前、『ブラタモリ』を担当することになった時、タモリさんから『仕事をするな』とアドバイスをいただいて、それはどういう意味なんだろうと自分なりに考えてきました。2年間過ごした中で一番感じたのは、タモリさんとは見ているものは同じだけど見えているものが違う、その差って何で生まれるんだろうと考えた時に、深く知っていること、視点を変えること、さまざまな視点を持つことだと知りました。学んだのは、知ることは楽しいんだということ。心の目で見ることで世界が広がる、同じ景色も違って見えるという経験をたくさんさせていただきました」とタモリとの共演から多くのことを学んだと振り返り、「その経験を『首都圏ネットワーク』で生かして、視聴者の方がもっと知りたい、この情報知っててよかったなと思っていただけるような、そんなきっかけを提供できるようなアナウンサーになっていきたいです」と力を込めた。

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